【シューゲイザーの超名盤!】My Bloody Valentine『Loveless』を聞く

My Bloody Valentine - Loveless

今までちゃんと聞いておらず、申し訳ございません!!!

マイブラ。

My Bloody Valentine。

先日、TSUTAYAでレンタルしてきました笑

『Loveless』。

このアルバム、超名盤過ぎて。(今さら笑)

もともと、

・名盤のレビューでの頻出度
 -明らかに「Loveless」の紹介率が高い。

・数多のフォロワーを生み出した音楽性
 -いわゆる“シューゲイザー”バンドとして。

・ライブはあまりにも爆音なので、会場で耳栓が配られる(笑)
 -気にせざるを得ないw

など、その断片的な情報の数々から、マイブラが気になってはいたんですが、なぜかこれまでノータッチで来てしまっていました。

この度、ちゃんと聞かせていただきまして、今までの情報が全て繋がった感覚が得られたため、この記事を書いております!

その中で、冒頭でも書いたように、なんというか「今まで聞いてなくて申し訳ございません」と謝りたくなっている次第なのですが、その音源を聞いてみていただければと思います。

※このブログをご覧のみなさまの中では、もうすでにマイブラをご存知で「何を今さら」という方も多いのは重々承知の上なのですが。。いつ聞いてもいいものはいいではないか、ということでご容赦を。

「実はまだ聞いてなかったんだよね。。(ボソリ)」という方がいらっしゃればぜひこの機会にお聞きいただき、余生をマイブラのノイズとともに過ごしていただければと思います!

それではどうぞ。

My Bloody Valentine – Only Shallow

一曲目のイントロからこのインパクト。
歪みまくりの唸りまくり。

その中で透明感のある、どこにも足をついていないようなボーカルが浮かんできます。

ぺしゃんこにされたドラムの音も、他の音と絶妙にマッチしていて好きです。

豆知識としては、スピッツの1992年発売の3rdアルバム『惑星のかけら』のタイトル曲である「惑星のかけら」という曲がこの曲にインスパイアされて作られたものだとか。※『Loveless』は1991年発売

もろOnly Shallowな音が炸裂していて最高です。(草野マサムネさんがシューゲイザー好きらしく)

さらに『惑星のかけら』の裏ジャケは、マイブラの『Isn’t Anything』のジャケのインスパイアだったり。

さらにさらにマイブラは『Loveless』といえば、スピッツは「惑星のかけら」で“骨の髄まで愛してよ”という歌詞。マサムネさん、マイブラ好きすぎるでしょ。

My Bloody Valentine – To Here Knows When

何層に重なっているのか、もはやつかむことのできない音像。
自分の耳がどの音を聞いているのか、曖昧になる瞬間が最高です。

My Bloody Valentine – When You Sleep


上記の「To Here Knows When」に続けて収録されているのが、こちらの「When You Sleep」。

「To Here Knows When」のアウトロがうやむやになって(1分程度の結構長めの余韻があります)消えていく中で、このイントロが突き抜ける感じが素晴らしいです。

安定的に刻まれるドラムもナイス。

よく聞くとギターもかき鳴らされているのが分かってきます。

ギターの音の太さは、初期スーパーカーに似た感じの音だなーと思ったり。(Lovelessの発売は1991年なので、当然マイブラの方が先なわけですが)

My Bloody Valentine – I Only Said


さらに立て続けにこの曲。

曲の繋ぎ目も曖昧になる感覚を覚えるくらいの感じが好きです。(音は切れているんですが、どこか繋がっている感覚があって)

この流れ、気持ち良すぎ。

シンセサイザーの音もかなりの中毒性があります。。しばらく耳から離れなそう。

My Bloody Valentine – Come In Alone


後ろの音、もうノイズでしかないよね、、っていう状態でも気持ちよく聞こえてしまうのがマイブラの真骨頂。

こういうゆったりした曲調でもノイズが入っていて、かつ調和しているって不思議ですよね~

My Bloody Valentine – Sometimes


そして、「Sometimes」。

映画「ロスト・イン・トランスレーション」でも挿入歌として使われている曲です。

「ロスト・イン・トランスレーション」の画と音が合いすぎて、あまりに自然。音が鳴っていることを忘れるような感覚。(あくまで感覚です笑)

どこかあたたかみのあるノイジーなギターがナイスです。(ボーカルのあたたかみに引きこまれてそう聞こえるのかもしれません)
尖っているだけでなく、包まれるような音。

My Bloody Valentine – Blown A Wish


こちらはこのアルバムの中ではボーカルが目立つ方の曲ですかね。

何回も聞いてたらボーカルがエンヤに聞こえてきました笑
特にサビの「ホッ」っていうところがw

それにしても、ギターが霞みながらもその特徴を残していて美しい。

My Bloody Valentine – What You Want


こちらはスムーズに流れつつ、ノイズ全開。ガチャガチャ感、荒削りな感じが好きです。

ドライブの時に聞きたい。絶対気持ちいいから。

My Bloody Valentine – Soon


ラスト曲。

この曲だけイントロがクリアな音に。ラストらしい感じ。
ゆったりと轟音が重なっていく様も乙です。

ということで、アルバムの中の大半の曲をご紹介してしまいました笑

名盤、名盤、大名盤。

シューゲイザーの名盤として語られることの多い一枚ですが、そんなこたあどうでもいいんです!

でもいわゆる”シューゲイザー”って意識して聞いたことがなかったので、これを機会にシューゲイザー周辺を掘ってみてもおもしろいかなと思ったり。

とにかく聞けてよかったと思えた一枚でした。ぜひ!

ジャケットの色もいいので、レコードで欲しい。。

ケヴィン・シールズによる『Loveless』全曲解説が掲載されているギター・マガジン!

マイブラのギタリスト、ケヴィン・シールズへの3時間におよぶインタビューをもとに作成された、ギター・マガジンのマイブラ特集号。(1時間の予定がノリノリで「何でも聞いてくれ」といった感じで3時間も語ってくれたとのこと)

Amazonの紹介ページにもあるように、本人への25,000字のインタビュー、ギターのチューニングや愛用の機材まで超ボリュームで掲載。

ギターは弾く方はもちろん、ギターを弾かなくとも、マイブラファンなら必ず読んでおきたい一冊です!

『ケヴィン・シールズ / [マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン]“美しいノイズ”を生み出す天才のすべて』という特集タイトルにそそられますね!

2018年に「Loveless」「isn’t anything」がアナログ再発

2018年に「Loveless」「isn’t anything」がアナログ再発ということでありがたい限りです!

マイブラのライブ動画

そしてやはり気になるのはライブ。

耳栓が配布されるほどの音とはどんなものなのかと。

それではこちらの動画をご覧ください。(All Tomorrow’s Partiesというフェスでのライブです)

My Bloody Valentine LIVE at All Tomorrow’s Parties

ヴィンセント・ムーン撮影のマイブラ。
27:00過ぎから「Only Shallow」が始まりますが、まあ一曲聞いた後も見続けてみてくださいよ笑

31:00過ぎあたりからはもはや曲の特定ができず、冒頭で書いた爆音の件を映像でも表現できているのではないかと。

動画としてはひどいのかもしれませんが、

これぞマイブラ

と思わせてくれる動画なのではなかろうかと。

耳栓をしながらもヘドバンしまくったり、恍惚の表情を浮かべるノリノリの海外のみなさま。(顔を歪めていたり、耳をおさえている人も多数いますがw)

この体験、してみたくありませんか?

ね。ね。

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