【セレクトセンスが最高!】グザヴィエ・ドランの映画で使われた曲を集めました

グザヴィエ・ドランの音楽

このサイトは、音楽をメインに紹介しているサイトですが、今回は、最近気になっている映画監督をご紹介します。

グザヴィエ・ドラン

現在26歳という若さなのですが、最新作『Mommy/マミー』は、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、映画界でも最重要人物となっています。

今回取り上げたのは、グザヴィエ・ドラン作品は、映画の中で使われている音楽も素晴らしいからです。選曲、音を入れるタイミング、音量も含めて絶妙で、ストーリーや場面自体をより一層引き立てています。

自分がグザヴィエ・ドランの作品を観ていたときにも、いい音楽が使われるたびに「この曲はなんだ!?」という風に曲にも興味が沸いたので笑、調べられる範囲で調べてみました。

こうやって改めて曲を並べてみると、曲の一部をいかに効果的に使っているのかがわかります。

今日観たグザヴィエ・ドランの映画が最高だったとしたら、音楽も一緒に振り返ってみてはいかがでしょうか?
※今のところ、『トム・アット・ザ・ファーム』以外はサウンドトラックが出ていないようで残念ですが。。
 『Mommy/マミー』もサウンドトラックなしですかね。。メジャーな曲も入り交じっているため、権利関係が厳しいのかもしれません涙

それでは早速どうぞ。
※これから監督が有名になるに連れて情報が増えそうなので、記事も随時更新予定です

▼目次
『マイ・マザー』
『胸騒ぎの恋人』
『私はロランス』
『トム・アット・ザ・ファーム』
『Mommy/マミー』

『マイ・マザー』

■予告編

予告編で使われているのはこちら。
クラシックの名曲がうまく使われているのもドラン作品の特徴ですね。

該当箇所は3分過ぎの箇所です。

Antonio Vivaldi – Concerto No.4 in F minor, Op.8, RV 297, ” L’inverno “, Allegro Non Molto

映画の公式Facebookより。
映画オリジナル楽曲をNicholas Savard-l’Herbierという方が担当しているとのこと。

グザヴィエ・ドランの作品と言えば、音楽もその魅力のひとつですが、残念ながらサウンドトラックが発売されていないのです。『マイ・マザー』の音楽は、というと映画オリジナル楽曲をNicholas Savard-l'Herbierが担当しております…

Posted by 映画『マイ・マザー』 on 2013年11月15日

上記の記事で紹介されている曲を、以下に貼り付けておきます。
「Surface of Atlantic」の透明感のある曲をメインに、場面に合わせて変わり種的な曲がはさんであって、センスいいな~って感じです。

Surface of Atlantic – Hide

Surface of Atlantic – Ancestors

Surface of Atlantic – Swarm + Lights Go Out

Surface of Atlantic – No Sleep, Walk

André Hébert – Des roses rouges pour toi maman

Crystal Castles – Tell Me What To Swallow

Vive la Fête – Noir Désir

Luis Mariano – Maman la plus belle du monde

『胸騒ぎの恋人』

■予告編

グザヴィエ・ドラン自身が選曲。服装といい、音楽といい、どれだけセンスいいんですかね笑
予告編で使われているのは以下。

Dalida – Bang Bang

クエンティン・タランティーノの映画『キル・ビル』でも使われていたあの曲ですね!

『私はロランス』

■予告編

音楽はNoiaが担当。

予告編で使われているのはこの2曲。

Moderat – A New Error

Craig Armstrong – Let’s go out tonight

その他の曲は以下。

Fever Ray – If Had A Heart

The Cure – The funeral party

Duran Duran – The Chauffeur

Visage – Fade To Grey

Piotr Ilich Tchaikovsky – 1812 Overture

Depeche Mode – Enjoy The Silence

Headman – Moisture

Jean Leloup – 1990

『トム・アット・ザ・ファーム』

■予告編

音楽は、映画音楽界では有名な、ガブリエル・ヤレドによるもの。
ジャン=リュック・ゴダールの『勝手に逃げろ/人生』、ジャン=ジャック・ベネックスの『溝の中の月』、『ベティ・ブルー』、アンソニー・ミンゲラの『コールド マウンテン』なども担当している。

より詳細な紹介はUPLINKの記事を参照するとよいかと。
グザヴィエ・ドランが「世界一の映画音楽作曲家に」とG.ヤレドに依頼したサントラ

Sail – AWOLNATION

Michel Legrand – The windmills of your mind


劇中で使われているのは女優カトリーヌ・フォルタンが歌っているフランス語のバージョンとのこと。

Robin Beck – Tears In The Rain


こちらも劇中ではマリオ・ペルシャがフランス語で歌っているとのこと。

ルーファス・ウェインライトのこの曲が劇中では凄まじくよかったです。

Rufus Wainwright – Going To A Town

サウンドトラックにはほとんど入ってないっぽいですね。。
オリジナルの曲だけが入っているのかな。。

『Mommy/マミー』

■予告編

予告編で使われているのは以下の2曲。本編では使われていないのですが。。
予告編マジックにヤラれます笑

OneRepublic – Counting Stars

Ellie Goulding – Anything Could Happen


超ポップな曲も使われているのがいいですね~
このあたりの曲を使ってダサくならないというのがセンスの見せ所なのでは。

Dido – White Flag

Céline Dion – On Ne Change Pas


家での3人のダンスシーンで使われていたのがこちら。

Ludovico Einaudi – Experience


後半で、3人で旅に出るところ~将来を思い描くシーンで使われていた曲。

Counting Crows – Colorblind


この曲もよかった。。ストーリー展開と歌詞がマッチしていて。

Oasis – Wonderwall


すでに映画を観た方には説明の必要なしの曲。
ずっと語り継がれるシーンになることでしょう。

Lana Del Rey – Born to die


ラストはこの曲。

超ポップ、クラシック、マニアックな曲など、振れ幅が大きく、その中での場面に合った曲を使っている感がとても素晴らしい。

こんな感覚を持った監督が増えてくると、映画ももっと楽しめそうですね。

ということで、グザヴィエ・ドランの映画に使われている曲のご紹介でした。

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