「ヒップホップ」と「ラップ」。
今は両方よく聞く言葉になりましたが、「ヒップホップ」と「ラップ」って同じような場面で使われることが多いですよね。
そんな中で、
「ヒップホップとラップはどう違うのか?」
という疑問が沸きまして、その解決を図ってみましたので、その努力を書き記します。
ほぼWiki情報ですが(笑)
まず始めに、ラップから。
ラップとは
(Wikipediaより)
メロディーを必要とせず、似た言葉や語尾が同じ言葉を繰り返す、
韻を踏む(ライム)のが特徴的な話し言葉に近い抑揚をつけて発声する唱法。
曲の拍感覚に合わせる方法(オン・ビート)と合わせない方法(オフ・ビート)がある。ヒップホップの四大要素の一つ。ヒップホップとは黒人の創造性の文化を指すため、ヒップホップの同義語ではない。
「ヒップホップの4大要素のひとつ」ということは、どうやらヒップホップのほうが大きい概念らしいですね。
次に、ヒップホップ。
ヒップホップとは
(もちろんWikipediaよりw)
ヒップホップ(hip hop)は1960年代後半から1970年代のアメリカ合衆国ニューヨークで、アフロ・アメリカンやカリビアン・アメリカン、ヒスパニック系のコミュニティによって行われていたブロックパーティーから生まれた文化。
アフリカ・バンバータによる造語であり、「アフロ・アメリカンが、それ以外の文化(音楽、ファッション、アート)を取り入れ、新しいスタイルを生み出すこと」をヒップホップと呼称したのが始まりである。
単に「ヒップホップ」と言った場合、文化から派生したサンプリングや打ち込みを中心としたバックトラックの上で、MCが韻を踏んでいく(ライムする)音楽形態を特に指すことが一般化しているが、これらはヒップホップ・ミュージックあるいはラップ・ミュージックと呼ぶのが正しい。
文章から理解できたのは、
・「ヒップホップ」は本来、「文化」というレベルのものである
・「ヒップホップ・ミュージック」となって初めて、音楽のことを指す
ということ。
正式には、という話であって、「ヒップホップ・ミュージック」と、わざわざ言う人は皆無だとは思いますが。
文化の意味でのヒップホップ
文化という意味でのヒップホップの概念の説明もありました。
ヒップホップの要素
主に、四大要素と呼ばれるラップ(MC)、DJ、ブレイクダンス、グラフィティによって構成される。
これらはアメリカのギャング文化とも関係があるといわれ、抗争を無血に終わらせるために、銃や暴力の代わりとしてブレイクダンスやラップの優劣が争われたり、ギャングたちのなわばりの主張や情報交換の目的に、一部のグラフィティが用いられていたと言われている。
ヒップホップが音楽的な意味のラップやDJの他に、ブレイクダンスやグラフィティ(ストリートのアート)すらも包括するような概念だったんですね。
ヒップホップ、恐るべし。
一方で、大きい外国の人がやっているイメージのあったヒップホップに対して、何かしら怖い印象を持っていただけに、「平和的な抗争解決を図るため」っていう側面には、少し新鮮味を感じました笑
結局、自分が知りたかった、「ヒップホップ・ミュージック」と「ラップ」の違いについてはほとんどわからず、ラップはメロディーなしでできる、ということのみ認識するにとどまりました。
ただ、上記のヒップホップとは、、、のWikiの最後に
これらはヒップホップ・ミュージックあるいはラップ・ミュージックと呼ぶのが正しい。
と記載があって、「ヒップホップ・ミュージック」と「ラップ・ミュージック」が並列になって説明されていることから、自分達が普段呼んでいる「ヒップホップ(正確にはヒップホップ・ミュージック)」と、「ラップ(正確にはラップ・ミュージック)」は同じだということが言えるのでは??
・・・という、違いはほとんどないという結論に達しました笑
おまけ
参考図書を二冊ほどご紹介笑
「ヒップホップ家系図」と「ヒップホップの詩人たち」。
特に「ヒップホップの詩人たち」はかなり高評価です。さすがサブカルマスター都築響一さんの本。内容に加えて、ボリュームも相当なようです。少しお高い本ですが気になる方はぜひチェックを。
田我流、志人、ブルーハーブのILL-BOSSTINOなども掲載されているようです。