X JAPAN。
このバンドを知っていただくには、まず何より先に、13分に渡るこの曲「X」をお聞きください。
(動画の入りの2分強は「PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)」という別の曲なんですが、曲中のメンバー紹介や「X」への流れもできていて、この部分も聞くと、「X」での盛り上がりも格段に増しますので笑、通しでお聞きいただくことを推奨)
X JAPAN – X
こちらは東京ドームで行われたラストライブの動画。この規模でここまでのライブ感を出せるバンドもそうそういないのではないかと思います。。圧巻。
5分過ぎから入ってくる、観客の“Xジャンプ”で東京ドーム周辺に震度3の地震が起こったという伝説が残るこの曲。
最高すぎでしょう笑
5:30からのPATA→HIDEのギターソロから2人のギターがグイグイ来るところとか、YOSHIKIとTOSHIが並んでヘッドバンキングしてるところとか涙
メンバー紹介を入れて、その熱をそのままサビにぶつけて流れ込むところも盛り上がらないわけがないというか。
照明の「X」の演出もとてもよいし、この「エーックス!」のところに入る爆発音も相当上がりますw
8:30~のTOSHIからのコールアンドレスポンスに続けて、10:00過ぎのHIDEによるドラムw、YOSHIKIの「飛べ飛べ飛べ飛べ」(いつもならHIDEとYOSHIKIが逆の役割)、そのまま11:00過ぎのサビへの流れ込み。。
ラストのギターも最高過ぎ~。。。
さらには曲が終わった後の、それぞれのメンバーの出し切ったー、、って表情までも素晴らしい。
ということで、褒め倒しのエックスについて、その音を感じていただきたい!
個人的にXとの出会いをお伝えしておきますと、このバンドは個人的にインディーズの音楽に入っていく入り口となったバンドでして、その当時、全く違う畑ながら、ハイスタとともに愛聴していたのであります。
(当時はJ-POPをメインに聞いていて、こんな音楽があるのかよ!と。)
その当時は“とにかく速い曲は正義”というような謎の価値観を持っており、Xにどんどんのめり込んでいく形になったのでした。
ごく個人的な話ですが、私の所属していた中学校の3年D組で、「Xのアルバムを持ってなければ遅れてるぞ」感が醸し出されたあの感じが懐かしい。。笑
ということで、過去を振り返りながら笑、おすすめ曲をアルバム別に!
※「X」というバンド名の時期もありましたが、曲部分は「X JAPAN」表記で統一してあります
Vanishing Vision
YouTubeのなかった20年前くらいにXのことを知ったのですが、その当時、このアルバムは全く手に入らなかった記憶があります。
それでXに出会った当時発売された「PERFECT BEST」に収録されていたこの曲は特に印象深いです。
X JAPAN – VANISHING LOVE
イントロからいいんですが、2分半過ぎからのギターソロからの、少し遅めに入ってくる3分過ぎのサビのところがめちゃくちゃかっこいい。
ボーカルがかっこいいって思うことって個人的には少ないんですが、この曲は抜群ですね~
X JAPAN – SADISTIC DESIRE
この曲もサビがかっこいい。。。
TOSHIとHIDEの掛け合いがこれまたナイスで。
3:30過ぎのHIDE、PATAのギターソロ連チャンも最高。
HIDEの率いていたサーベルタイガーというバンドの曲をリメイクしたもの。
X JAPAN – KURENAI
このアルバムには「KURENAI」という英語版が収録。
当時、「紅」はやっぱり英語版じゃなきゃ~よ~、とか中学校のクラスで言ってたヤツが懐かしいです。。笑
紅の日本語バージョンは「BLUE BLOOD」に収録。
Xと言えば「紅」というイメージを持つ人も多いかもしれませんね。
2016年にはゆるキャラのこんな動画もバズったりしましたw
バズり過ぎて最終的にYOSHIKIの前で演奏してたのにも笑いましたねw(YOSHIKIも笑ってますw)
この動画がここまで盛り上がるのも、Xの原曲があっての話ですからね~
いやあ素晴らしい。
ゆるキャラから入るのでもいいので笑、Xの曲がより多くの方に届けばと思います!
紅は高校野球の応援歌としても定番ですしね~
色々な切り口から届いていくのが名曲なのかもしれません。
BLUE BLOOD
「BLUE BLOOD」ってタイトルからしてもうねえ。
中3だったときに知った身としては「かっこいい。。。」それだけですよ。
当時厨二病なんて言葉はまだ生み出されていなかったと思いますが、まあそれに充分値するだけの衝撃を受けたというか。
異彩を放つジャケットにもこれまた惹かれましたよね。
こういうものですよ。物欲が刺激されるというか。
X JAPAN – PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)
Xのライブと言えばやはりこのオープニングでしょう。
じわじわと盛り上がっていく中で、プロレスのような場内アナウンスでメンバーがひとりづつ読み上げられていくのは圧巻。
ひとりひとり呼ばれる分、メンバーごとの盛り上がりがわかりますが、やっぱりHIDEの人気はすごいですね笑
※カバー曲だったっていうのは今知りました笑
X JAPAN – BLUE BLOOD
続けてタイトル曲でもあるBLUE BLOOD。
イントロのラストのジャーージャーージャーージャーー、ジャージャージャージャー、ジャラジャラジャ!ってとこが好きです笑
2:30からのギターソロもかっこよすぎ。。。
この記事では何回“かっこいい”という言葉で済ませることになるんだろうか。。苦笑
動画のコメント欄ではタイジのベースに大喝采。堪能しましょう。
ラストの「今日は無礼講でいけよ!!!」が最高。MCでの盛り上げもXの人気の要素のひとつかと!
X JAPAN – WEEK END
ウィーケン!ウィーケン!!
やっぱり2:20のギターソロの2人がかっこよすぎで。
1990年のライブ動画ですが、このころのYOSHIKIは首を振りまくってますね笑(後期はヘルニアなどで首にはコルセットをつけるのが定番)
TOSHIのウィーケン!の煽り方もいろいろなパターンがあるので、ぜひいろいろな動画で楽しんでいただけたらと思います笑
(個人的にはウォ、ウォとタメがあるのが好きですねw)
X JAPAN – X
冒頭でも紹介したこの曲ですが、Xと言えばやっぱり「X」なんですよね。
1992年のこのライブでは、
「野郎ども、裸の付き合いしようぜ。」
から入ります笑
最高w
冒頭の動画はラストライブのものですが、こちらはTAIJIがベースで弾いていた時期のものですね。(その後はHEATH。)
TOSHIのはしゃぎっぷりも最高というw
これくらいのわけわからないくらいアーティスト側が盛り上がっちゃうと、観客としても上がりますね~w
X JAPAN – ENDLESS RAIN
ラストライブでも「X」の後に演奏された「ENDLESS RAIN」。
感極まってくしゃくしゃな表情をしたYOSHIKIのピアノの旋律がとても美しいですね~
Xを知った当時、ドラマーがピアノも弾くなんぞ思ってもいなかった自分にとって、とても衝撃が大きかったのを記憶しています。
ひとりひとりのそばに寄って歌うTOSHI。
6:30~の旋律が止まっても歌い続ける会場の大合唱は、メンバーの心に刻まれたことでしょう。
ラストライブで終わりを迎えるバンドの「ENDLESS」。
いいですね。
X JAPAN – 紅
こちらの動画はラストライブでの日本語版ですね。
イントロのギターが最高なんですが、歓声がすごすぎて(この動画だけでなく他の動画も笑)、ほとんど聞こえません笑
4:40あたりのドラムもとてもいいですよね~
こういうちょっとした変化で曲が劇的に聞こえるというか。
“紅に染まったこの俺を慰めるやつはもういない”
ってねぇ。歌詞も最高かよと。中学生なりに相当まいりましたよ。ええ、かっこよすぎかよ、と笑
X JAPAN – オルガスム
こういう曲があるとお客さんも盛り上がりますよね~
1:30からの間奏のところのベースが最高。
途中でYOSHIKIがドラムから離れちゃってるし、ドラを鳴らしてるしw
5:40で戻った頃には心なしかテンポが上がっているようなw
6分からのヘドバンも最高過ぎますww(横並びww)
7分過ぎのPATAのソロも素晴らしいー(なぜかHIDEのソロがカットされてますかね?)
ここのソロ、とてもよいです。
Jealousy
X JAPAN – Silent Jealousy
YOSHIKIは曲中で何回ドラムを何回叩いているんでしょう笑
曲の途中で「つらいからゆっくりで。。」とか言うわけにもいかないでしょうし、この曲が終わるときはYOSHIKIにとって至福の瞬間でしょうね~
そして、4分過ぎのHIDEのギターヤバすぎwww
YouTubeではTAIJIのベースが絶賛の嵐でした笑
そして、なんというか裏ではオーケストラ感がありつつ走っているのが品の良さもあるような気がします。
壮大というか、単なるハードロックになっていないというか。
X JAPAN – Stab Me In The Back
さあ来ました。Xの最速曲。
中学の時に「Xの一番はええ曲知ってる?Stab Me In The Backだぜ」とX好きの友達に言われ、その後から聞きまくった記憶が笑
この動画だとHIDEの遊びっぷりも最高。
このテンポの中でのソロもクソすごいですね。。
PATAのギター。2:50あたり、絶対みましょう。
ソロの後のフレーズも超好きです。ここが上がる。
ART OF LIFE
X JAPAN – ART OF LIFE
アルバム一枚に1曲のみの収録ですよ。ミニアルバムでなくフルアルバムで1曲ですよ。
ライブでも30分以上。1曲ですよ笑
その価値のある1曲。まさに曲名の通り芸術。
曲を次々にぶち込みライブを盛り上げるアーティストもいれば、このように一曲の密度を高めてくるアーティストもいる。
とてもおもしろいですね。
これだけの集中力を見せつけられるライブってねぇ。最高以外の何ものでもないでしょう。
死ぬまで語り継げますよ。(たとえ聞く人が話を流していてもw)
正直長いですが、あなたの人生に影響を与えうる1曲かと。
こんな体験できるだろうか。
DAHLIA
X JAPAN – DAHLIA
この曲ですーっと入ってくるサビがめちゃくちゃ好きなんですよね。
来るかと思うところで、「オー」とためが入るとこがまたね。
2:30過ぎですかね。
分かりやすいのにかっこいい。。。
サビまでのストロークが長いところにも、うおおお来るぞ来るぞ、、という湧き上がるものがあって。(動画だと6:50あたり)
音源で聞くとサビに入る瞬間の「Time after time」のところで止まるような間があるように感じて、これがまた「あああ!!」となってしまいますw
そこからのサビの広がりも素晴らしいですわ。
溜め込んだものが解放される感じ。
7:50のラストもかっこいいし、その後のYOSHIKIのドラム破壊もお家芸感あって最高w
この危うさもまた多くの人の共感も呼んだのかなあと。
動画のラストに入っている悲鳴のような歓声も、それを物語っています。
X JAPAN – Rusty Nail
この曲ですわ。
Xにハマるきっかけになった曲。
GLAYやラルクなど、J-POPを多く聞いていた自分には、いきなりXのモロな曲を聞いたらたぶんダメだったと思うんですが、この曲はその架け橋となり得たというか。
かっこいいんだもん。
どこを切り取ってもこんなにかっこいい曲ってありますかね?
そりゃあHIDEもニヤリとしますわ笑
3:40からのギターソロも最高!
こんな演奏しながら客席の方見てニヤリと笑われたらたまりまへんなあ。
「PERFECT BEST」に特典としてついていたアニメのPVも何度も見た記憶がw
X JAPAN – Tears
これは本当にYOSHIKIあっての曲っていう感じですね~
本当に素晴らしい曲。
センチメンタルな時に聞くと圧倒的に包み込まれてこみ上げてきます。。。
個人的には意外だったんですが、この曲がXのシングルでは一番売れたそうです。
激しい曲より客層のレンジが広いからですかね~
この曲はJ-POP層にも刺さったんだろうなあと。
だっていい曲ですもん。
ちなみにYOSHIKIが早くに亡くしたお父さんを思って書いた曲だそうです。
ラストの英語部分にもそのメッセージが読み取れますね。(歌詞中には「貴女」となっていますが、それは演出上のものでしょう)
※初期のライブ映像を選んだのは、このビジュアルから奏でられるこの曲って自分の中でイメージになかったためです、このギャップもいいですね。Xの深みを感じます。ただうるさいバンド、というのが一般の認識な気もするので、これを見たら度肝を抜かれるんだろうなあと。
X JAPAN – Forever Love
バンドの解散ライブって、下手なドラマを見るよりはるかにドラマがありますね。
2:20、歩み寄るYOSHIKIと抱き合うTOSHI。
声を震わせながら歌い続けるTOSHI。
4分過ぎ、泣きながらギターを弾くHIDE。
ピアノに戻るも、5:50過ぎでピアノの上に崩れ落ちてしまうYOSHIKI。
あああああ、ダメだ。。
本当に素晴らしいバンドですね。X。
Xはやっぱり最高
ビジュアル系の走りとしてのビジュアル面(特にHIDE)、YOSHIKIのドラム破壊、HIDE、TAIJIの死、TOSHIの洗脳騒動、再結成など、少し考えるだけでも数々のドラマがXの中にはあります。
それゆえに海外にもファンが増え続け、ついには海外の監督によるドキュメンタリー映画「We Are X」も撮られたそうで。
そのストーリーや音源とともに、動画で残されているライブ動画もぜひ見ておきたいですね。(YouTube画質には限界があるので笑)
ラストライブなら完全版のこちら。(ファンからの評価も高いです)
超大ボリュームで監修にYOSHIKIが入っているX JAPAN RETURNS。
「ART OF LIFE」のライブも収録。
公演前日のリハーサル中にYOSHIKIがステージのセット台から落下し、救急車で運ばれ、右上三頭筋断裂。絶対安静という医師の診断にもかかわらず、ぶっ飛ばしてライブを敢行した青い夜、白い夜。
Amazonのレビューを見ていると、そのDVDの発売にあたっても、ファンからの激しい書き込みがあって、とてもいいですね。
もう持ってるだの、やはり最高だの、ようやくこの曲が収録されたか、だの。
みなさんXを愛し過ぎていて最高です。
この記事を読んでいるあなたも、そんなところの近くまで行くでしょうか?
ぜひご検討ください。
検討に値するバンドに違いないですから。