『JAZZY HIP HOP』(ジャジー・ヒップホップ)という「ジャズ」と「ヒップホップ」をミックスしたような音楽で一世を風靡したNujabes(ヌジャベス)。
その音楽は一般の方のみならず、音楽業界人、全世界にも多数のフォロワー、愛聴者がいるほどです。
この記事では、「ヌジャベスのことを初めて知った」という方に向けて、(個人的な)おすすめ曲をご紹介できたらと思います。
個人的には、そんなヌジャベスを入り口にして、ぜひジャズやヒップホップもそれぞれ楽しんでいただけたらうれしいです!(ヌジャベスの作っている音楽はジャズやヒップホップの良さを引き出していると思うので、それをきっかけにして、それぞれのルーツをたどっていくのもおもしろいかと。)
それでは早速、Nujabesの1stアルバムである「Metaphorical Music」のおすすめ曲からご紹介してまいります!
Metaphorical Music
※いきなり余談ですが笑、ヌジャベスはジャケットもかっこいいですね。
アーティストのSYUさんという方のアートワークが使われています!ぜひチェックを。
2018年11月3日、レコードの日に初アナログ化!レコードの音でヌジャベスを。
Nujabes – Blessing It -remix
アルバムの一曲目。
ノリや音の抜けた感じも心地よく、最初の一曲としてすごくいいです!
鍵盤の音とサックスの音も絶妙な絡み。
個人的にヌジャベスの中でもかなり好きな曲。
Nujabes – Lady Brown
曲中にラップの量がかなり多いように思うのですが、それでも全くブレない曲がすてき。
この共存ができる、絶妙なバランスを保てているのが素晴らしいです。
Nujabes – Think Different
ラッパーのSubstantialとのコラボ曲。
曲はキラキラした感じなのですが、甘い声で合わせるでもなく、いい具合です笑
この曲も鍵盤の音が美しいですね。
Nujabes – The Final View
名曲「Love theme from Spartacus」を元ネタにした曲です。
ジャズ好きの方でしたら、他のバージョンでも聞いたことがある方がいらっしゃるのではなかろうかと!
こちらのバージョンはいかがでしたでしょうか?
逆に初めて聞いたという方は、これから、これ以外のバージョンでも多数の「Love theme from Spartacus」をお聞きになることでしょう。
音楽好きなら必ず通るであろう一曲です!
First Collection hydeout productions
続きまして、Nujabesのセカンド・アルバムに行く前に、ヌジャベスの運営していたレーベル「Hydeout Productions」から発売された、コンピレーションアルバム。
こちらにもヌジャベスの名曲が多々ありますのでご紹介します!
ヌジャベスの曲の中でも知名度の高いLuv (sic.)シリーズが収録されたのは、このアルバムからでしたね。
こちらも2019年のレコードの日にアナログ化!うれしい。。
Nujabes – Don’t Even Try It
こちらはFunky DL(ファンキー・ディーエル)とのコラボ。
個人的に、ヌジャベスが亡くなった後の追悼イベントにも行ったのですが、出演者の中でも一番気合いが入っていたように感じたのがFunky DLだったように感じました。
もっと一緒に曲を作って欲しかった。。というのが本音だったり。
Nujabes – Luv (sic)
言わずと知れた「Luv (sic.)」シリーズの一発目。
Shing02(シンゴツー)という日本人ラッパーとのコラボ曲です。
錦織圭選手もこのシリーズが好き、ということで話題になったり。
今後も何かにつけて引用され、話題になるのではないでしょうか。
「Luv (sic.)」シリーズはPt.6まであり、どれも珠玉の名曲ですので、ぜひ通してご一聴を!
Nujabes – Luv (sic)Pt.2
Shing02のライブでは、よくLuv (sic)Pt.1からそのまま曲をつなげてPt.2に移って行くのですが、これがまた心地よい。
実は、裏で鳴っているドラム音は同じなのできれいに繋がるんですね。気になる方は一度比べてみましょう!
Modal Soul
続きまして2ndアルバム「Modal Soul」から。
ヌジャベスは1st ,2ndなど関係なしに、どれも名盤ですね!
Nujabes – Feather
このアルバムも1曲目からめちゃくちゃいいです。
美しいメロディーにディープな詩が乗っかって、絶妙なバランス。
これらを混ぜるのってすごく難しそうなんですけどね笑
Nujabes – reflection eternal
ヌジャベスの曲の中でも、一番いい、という声をよく聞く「reflection eternal」。
文句なしに必聴です。
ヌジャベス自身の思い入れも深かったとの記事もありました。
聞けば分かる、という言葉は、この曲のためにあるのかもしれません。
Nujabes – Luv (sic.)pt.3
Luv (sic.)シリーズのパート3。Luv (sic.)シリーズでは、ここまでがヌジャベスが存命の時に作られた曲です。
※パート4~6はその後、Shing02やUyama Hirotoさん、Hydeout Productionsのみなさんたちが受け継いで制作したものです。
1,2,3と聞いてみると、それぞれの曲の良さも一層引き立つかと思います。ぜひ。
Nujabes – World’s end Rhapsody
浮遊感のある音に、鍵盤の音がくっきり入っていて締まってきます。
後半は打楽器の音も増えたり、3:40~の箇所など、ソウル的なノリもあったりするのですが、それが古くさくなっておらず、スムーズに入れ込まれていて、グルーヴ感もかなり高め。
Nujabes – flowers
「Flowers!」という第一声で満腹でしょう!笑
曲の頭にこのフレーズを持ってくるセンス。
そして「Flowers!」しか歌詞がないのに、しつこさを全く感じさせないのもすごいよなと。
普通これだけ繰り返されたら嫌になると思うんですけどね笑
Nujabes – Horizon
イントロから鍵盤が美しすぎて鼻血(多量)です。。
こんな音楽が似合う人間になりたいものですね。
本当にヌジャベスの音楽を聞いていると自分の背筋が伸びるというか。ありがたい存在です。
2nd Collection hydeout productions
続けて、こちらもレーベルからリリースされたコンピレーション。
第二弾だから内容が薄くなるかと思いきや、個人的には前作以上の内容!!一家に一枚!笑
アートワークはCheryl D. McClureというアーティストだそうです。(2021年にリリースされたharuka nakamura『Nujabes PRAY Reflections』も同じアーティストの作品。)
Nujabes – Sky is falling
ド派手に聞こえる気もしますが、全くいやらしい派手さではない、という曲。
このあたりのバランス感覚が本当にすごい。
Nujabes – Waltz for Life Will Born
Nujabesの盟友、Uyama Hirotoさんとの曲。
Uyamaさんのサックスの音が気持ちよすぎる。。。
あと、ドラムも少し不規則な音で絶妙な高揚感。いい感じです。
Nujabes – Imaginary Folklore
クラムボンが好きな方はすでにご存知かもしれませんが、クラムボンのカバーもしています!
カバー曲だけにとどまらず、お互いプライベートの交友関係もあったそうですよ。
この組み合わせなら間違いないに決まってます笑
名曲。
Nujabes – Another Reflection
「Reflection Eternal」のアンサーソング的なものであるとどこかで聞いた記憶があります。
(タイトルからして、いかにもそうですが。)
こちらも名曲。
少し調べたら、「Reflection Eternal」と「Another Reflection」の2曲を収録した限定12インチなんてものもHydeout Productionsから発売しています~。(500枚限定だそうで、今は当然廃盤。)
Nujabes – Luv (sic.)[modal soul remix]
Luv (sic.)には、パート1~パート6以外にこの曲もありました!
remixだからといって、手抜きゼロ。素晴らしいです。
Nujabes – After Hanabi -listen to my beats-
日本の花火の音をサンプリングしちゃってるこの曲!とてもいいっ!!
花火大会の切なさを感じる一曲であります。
夏の甘酸っぱい思い出とともに聞きましょう涙
おまけ
Nujabesのこれらの曲は“サンプリング”と言われる、過去の楽曲の一部を使いつつ、新たな音を加えてアレンジし、曲を生み出しています。
この時にサンプリングされる曲のことを“元ネタ”と言うのですが、Nujabes楽曲の元ネタをこちらの記事でまとめてありますので、こちらもお聞きいただくと、過去の名曲にも出会えるかと思います。(Nujabesが自分の曲で使うために選んだ音なので、間違いないでしょう笑)
⇒Nujabes音源の元ネタ(サンプリング)全40曲 ※YouTubeリンク付
ヌジャベスのルーツを知るのに活用できるのは、アルバム「modal soul classics by Nujabes」
ヌジャベスがセレクトしたコンピレーション・アルバムです。
こういう曲をインプットしながらヌジャベスが音楽を作っていたんだなあと感じることができます。
入手しにくくなりつつありますが、とてもおすすめ。
さらに、カセットテープのみでCD、レコード音源化はされていないのですが、ヌジャベスのミックステープなんてものもありまして、そちらも素晴らしいのでぜひご紹介したい!
※ミックステープなので、ヌジャベスの曲ではなく、他のアーティストの曲をヌジャベスがミックスしたものです
その名も「Ristorante Mixtape」。
詳細をこちらの記事に紹介しておりますのでよろしければぜひ!
惜しくももう、Nujabesはこの世界には存在しませんが、Nujabesの音楽はずっと愛し続けられるものなのだと思います。(少なくとも自分はずっと聴き続けるだろうなと。)
ぜひみなさまもヌジャベスの音楽をおたのしみください!
(この記事でご紹介しきれない、良曲がまだまだザクザク出てくること間違いナシですので!!!)
2月26日が7周忌だったヌジャベス。
アーティストからも賞賛され、フォロワーやファンを増やし続ける名曲の数々をぜひ。
【この曲は必聴!】Nujabesのおすすめ名曲20選!(アルバム別)https://t.co/m7U5ZcD7Vf pic.twitter.com/xXJJuBqYfY
— 1/f揺らぎ (@1overf_noise) 2017年2月28日
おまけ2
Nujabesとshing02の名曲「Luv(sic)」のpt.1~6をすべて集めた「Luv(sic) Hexalogy」が発売しました!
ここから入ってもおもしろいかもしれません。
さらに、なんとテニスの錦織圭選手が監修として、Nujabesのコンピレーションも発売されました!
これは過去にもなかなかないコラボ。(錦織選手は試合前などにもヌジャベスの音源を聞いているほどヌジャベス好きとのこと、、!)
今回の記事で紹介する曲もほとんど入っているので、テニスファンの方はこちらから入ってもよいかと思います!
“【この曲は必聴!】Nujabesのおすすめ名曲20選!(アルバム別)” への7件の返信
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