デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ファイト・クラブ』を今さらながら観まして。
映画を観てから曲を知った人からすると、映画をまだ観てない方はまずそちらをぜひご覧いただきたかったりするんですが。
というのも最近はタイムラインによく流れてくるアーティストをなんとなく聞くことが増えていて、それでどうも食傷気味だったりしてまして。自分が本当に好きなものに出会うことや、なんかこう「ああこれだ!」みたいな感覚や、その音楽を知ったきっかけを忘れがちなことが多くて、今回音楽を知るきっかけってやっぱりすごく大事だなあと感じた部分もあり。
要は、映画を観ていて曲を知った、というのが個人的に久しぶりでめちゃくちゃいい体験だったんですよね笑
なので、映画→曲の流れで知りたい方は、これ以降は読まない感じでお願いいたします笑
『ファイト・クラブ』自体もめちゃくちゃおもしろい名作だと思いますので。
※いつもより改行を少し多めに入れておりますが記事は続きます
映画の中で使われている曲でシーンが一層引き立つことってよくありますし、そこからその音楽を一気に好きになるってこれまでも結構あったなあと思ってまして。
個人的な経験だと、
『ピンポン』のスーパーカー
『トレインスポッティング』のアンダーワールド
『パラノイド・パーク』のエリオット・スミス(特にAngeles)
あとは『キル・ビル』で使われているいろいろなジャンルの曲とか、グザヴィエ・ドラン作品なども映画から好きになったんですよね~。
これらの作品は作品自体も好きなので、自分は音楽で映画を観てたりするのかな~とも思ったり。
さて、話を戻しますとファイト・クラブの中ではラストシーンでこの曲が使われておりまして。
Pixies – Where Is My Mind
最初は「めちゃくちゃいいやん、この曲」と思いつつ、誰の曲かわからなかったんですが。
映画を観終わって調べてみたらPixies。まさかPixiesとは。
というのも、Pixiesの音源はアルバムを何枚か聞いたことがあったんですが、自分にはピンと来なくて、みなさんが好きなほど好きにはなれなかったなあという印象だったんです。(音楽好きの中でのPixiesの評価はとても高い印象だったので)
ただ、ファイト・クラブのラストシーンでドーンと始まる「Where Is My Mind」は最高でしたね。
ビルが崩れ落ちていくシーンなんですが、スローがかかってるのかなと感じるほどの没入感。
改めて見返したら曲調でゆったりした感じがしてるだけで、たぶんスローはかかってないんですよね。たぶん。
いよいよラストシーンだ。。。というあの恍惚感にこの曲はハマり過ぎてますね。
これをきっかけにPixiesをもう一回聞いてみようかなと思ったり。
こういうきっかけの後は、初めて聞いたときにはぴんと来なかった曲も急にいい感じに響いたりすることもありますしね。
やはりその音楽と自分の中のストーリーみたいなものがあると、聞き方も全然違ってくるんですよね~
そこがサブスクとかで偶然レコメンドされて聞いて好きになった曲との違いというか。好きなだけじゃなくストーリーも求めるのは欲張りな感じがしますが。
だからやはり曲にストーリーを作れる現場、ライブ会場というのはいいんだなあと改めて。
ちなみにファイト・クラブのオープニングはナイン・インチ・ネイルズらしいです。
そしてデヴィッド・フィンチャー作品としては、遠い昔に『ドラゴン・タトゥーの女』も音楽がいいと聞いた記憶があるのでそっちも観てみようかなと思ってます。
音楽的な面でおすすめの映画がありましたらぜひ教えてください~(映画は今さらファイト・クラブを観るくらいには無知です笑)