deerafterがライブで近くに来たら、その目で見に行ったほうがいい

deerafter - tops and bottoms

ナンバーガールの当時の解散ライブで向井秀徳も語ってましたが、札幌(北海道)は本当にいいバンドが多いですね。

この動画で名前が出てくるBloodthirsty butchers、eastern youth、fOUL、THA BLUE HERB、COWPERSをはじめ、その界隈と言えるzArAme、Discharming man、the Sun、最近ではNOT WONKもかなりの勢いで評判が広まっています。

その当時の経緯は知りませんが、博多から出てきたナンバーガールがわざわざ解散ライブをするくらいの場所ですからね。

そしてそれらのバンドに加えて、2019年に結成された札幌のdeerafter(ディアアフター)。
ライブ動画を見てしまったら、一発で好きになってしまいました。(いいこと)

バンドのアカウントでtwitterをフォローしていただいたので、本当になんとなく見にいったら固定tweetでこの動画が引用RTされていて。

バズっている風だったので、それをポチっと再生したところからですね。

曲も最高だし、着てるTシャツも信頼できる、と笑

そして先日ライブでも見ることができまして、ライブもやはり最高だったので記事にてご紹介できればと思います!

早速2019年6月にリリースされた1st EPをぜひ再生していただきたく。よろしくお願いいたします。

deerafterの音は、バンドやメンバーの方の以下のtweetにもある通り、いわゆるエモ・リバイバル、ポストロック、マスロック好きにはたまらない要素を詰め込みに詰め込んでいます。

出てきているバンド名を並べてみましょうか。

American Football, Algernon Cadwallader, toe, Dads, CSTVT, coping, snowing, into it. over it., ghost and vodka, Their/They’re/There, TTNG, you blew it!, tiny moving parts

個人的に好きな界隈のバンドしかいない。押忍。

加えて、先日のライブの演奏前に軽く音出ししてるときに「なんかバンアパのライブが始まる前みたいな音だな」と懐かしく思っていたら、やはりバンアパからも影響を受けているらしく。

自分が通ってきたバンドをほぼ網羅しているような状況だったのでそりゃあ好きになるわなあと。

そんなバンドについて、ベース古川さんへのインタビュー記事がありますのでよろしければ。
インタビューの中には、Sunny Day Real Estate、DRIVE LIKE JEHUなどのバンド名も。

インタビューでは、古川さんが

・Twitterがバズったおかげで「この流れに乗らないとマズい」と思い、急いでレコーディングしてすぐbandcampにアップした

・stiffslackで音源を取り扱ってもらったのはメンバーがSLINTのTシャツを通販したときがきっかけ

・楽器を始めるきっかけになったのはthe band apart、バンドをやる上でかなり影響を受けているのはtoe

・音楽をディグる上で、かなり参考にしたのは「ハイパーイナフ大学」
※この界隈の音楽を好きになると必ず通るサイトですね笑、自分もFUGAZIとかからハイパーイナフ大学にたどり着いた記憶が蘇りました笑、インタビューの中でも盛り上がってて超最高

などなどを語っています。

あと個人的に一番共感したのは

僕は「気の抜けたクールさ」みたいなものはあんまり得意じゃなくて…。PO○E○Eとか読んでるサブカルっぽい人が「いいじゃん」みたいな顔して聴いていそうな音楽が…。ちなみに、PO○E○Eは僕もたまに読むんですけど「ニューバランスの靴からNを剥がして履くのが逆にオシャレ!」みたいな文章が載ってたことがあって「それマジでオシャレだと思ってんの?全然ダサくね?」と思ったことがあります。PO○E○Eを読んでいる人が嫌いなんじゃなくて、よくわかんないけど「PO○E○Eに書いてるからオシャレなんでしょ?それを取り入れてる俺はオシャレでしょ!」みたいな人がめっちゃ苦手なんですよね~。

というところでした笑

「自分もポパイを読むんだけど」というこの絶妙なバランスがめちゃくちゃよくわかるなあと。(この発言はこの記事の本筋とは全く関係がありません)

ライブでdeerafterを見た

そのdeerafterのライブを見たい!ということで先日東京でのライブがあったときに行ってみたのです。

先にも少し書いたように、ライブでは直前の音出しの時点で「ああ、この音。。こういうの求めてたし足りてなかった。。」という感覚が自分から溢れ出て来る感じがたまりませんでした。

音源では気づかなかったんですが前の3人が歌っている曲もあったり、右と左でパワーのあるボーカルと突き抜ける高音のボーカルのバランスもよくて。
曲としてはやはりtwitterでも話題になっていてラストに演奏された「Head on,farewell」が一番好きでしたかね~

「Head on,farewell」はスタジオでの練習?の動画がありますのでぜひ。(ライブの方が全然いいですが)

deerafter – head on, farewell

bandcampのバンド紹介文にも「fareast emotional short tune.」とあるように短い時間で次々に曲を聞けて、曲の中の展開も豊富なのがマスロックなどが好きな方々にはたまらないのではなかろうかと。

MCでも「今日は持ち時間25分なんですけど12曲やるんでよろしくです」的なことを言っていて笑いました。

曲を聞いたり動画をご覧いただくと、そのテクニックはすぐにおわかりでしょう。

というような音楽的な部分と、なんというかインタビューの言葉にもあったような、芯があるといいますか、佇まいがとても熟成された感じがあったのがとてもよかったです。

こればかりはご覧いただかないと感じられないと思うのですが、海外のバンドの雰囲気とかを見て自然とあんな感じの佇まいになったのかなあと。国内のテレビとかに出ているバンドを見てああいう感じにはならないよなあという、少しひねくれた玄人感が醸し出されているのがよかったです。

全体のよさからすればちょっとしたことですが、向かって左のギターの方は、サウスポーというのもまたよかったり。

deerafterの曲の歌詞

deerafterの曲の歌詞まで気になる!という方はバンドのtumblrで公開されてますのでチェックを。

deerafterの音源を買おう!

なんと700円という超お得価格で売られているdeerafterの音源。

下のTweetでは記載をミスってますが、7曲入りで700円。1曲100円で買えるフィジカルでございます。
ありがたやありがたや。

Twitterでバズったこともあり全国に認知度が広がり、各地で取り扱いが増えています。
在庫が切れ始めているようですが、ぜひチェックを。

この音源の後に新曲もできているようなので、今後のリリースも楽しみです!

やっぱりライブで見るのが一番

音源もいいんですけどね、個人的にこういう音のバンドはやっぱりこの記事の冒頭のバズってた動画のように間近で見るのが一番いいんですよ。

deerafterが影響を受けているバンドのライブを参照すると、Snowingのこういうのとか、

CSTVTのこういうのとか。

こういう感じ、いいよね。うん、とてもいい。

deerafterもいつかフロアライブで見れたらおもしろいだろうなあと思いながら。

札幌のバンドなので基本的に道内での活動が多いんですが、最近は仙台、東京、名古屋など各地でライブをし始めています。

2020年も1月に渋谷でライブがあるようなので関東近辺の方はぜひ!!!

その他各地に、そしてあなたの近くにdeerafterが来るときには、ぜひその目でこのバンドをご覧になってみてはいかがでしょうか。

という感じで、エモリバイバーfromサッポロシティー、deerafterのご紹介でございました。

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