普段、みなさんはどんな音楽サイトを見て、情報収集をしているでしょうか?
友達、ライブなどの現場、音楽情報サイト、個人ブログなど色々あるかと思います。
この記事では、このサイトの情報源(音楽情報サイト)を大公開します!笑
個人的な趣味で、いろいろな音楽情報メディアをここ10年ほどあれやこれや見ていますが、その中でよく使っているメディア、サイトなどをご紹介。
今後、サイトにアップされた記事を見て、「ネタ元このサイトだな笑」などと思っても、思いやりのスルーをしてくださいね笑
それでは、早速まいります。
まずは国内の定番サイトをいくつかご紹介。「そこは知ってるよ」という方もまずはご確認を。
音楽ナタリー
ここ2~3年、個人的には若干距離を置いていたメディアなのですが、音楽ナタリーの編集長である大山卓也さんの著書「ナタリーってこうなってたのか」を読んで、再び見る目が変わり、チェックを再開しました。
個人的にはあまり気づかなかったのですが(気づかなかったけど、ここがナタリーから離れた原因だったのかもしれないですが)「あくまで事実を伝える、主観を挟まない」という徹底したブレない姿勢で訥訥と語られています。
熱のこもったレビューより事実を伝えるニュース。
という部分が徹底されているそうです。
■音楽ナタリー : https://natalie.mu/music
■音楽ナタリー Twitter : https://twitter.com/natalie_mu
■音楽ナタリー Facebook : https://www.facebook.com/music.natalie
CINRA.NET
音楽に限らず、アート・デザイン、映画、演劇までカバーするそのありがたさ。
続けて見ていると、音楽からのいろいろなつながりもうっすらと見えてくるかと思います。
特にインタビュー記事が人選も含めておもしろいな~と思います。
ネタのセレクトセンスがよく、サイトを読んで楽しむだけでなく、実際の現場へのアクションまで起こさせてくれる情報が満載なのがうれしいです。
■CINRA.NET : https://www.cinra.net/
■CINRA.NET Twitter : https://twitter.com/cinranet
■CINRA.NET Facebook : https://www.facebook.com/cinranet
rockinon.com
最近でこそ「ロキノン系」などと揶揄されることもありますが、ライブレポート、特にフェス時の速報レポートなど、そのいち早い情報発信はすごいな~と思います。
今の「いろいろな音楽メディアがある」という状況の土台を作ってくれたメディアでもあると思うので、その代表者である渋谷陽一さんにはフェスなどの文化的活動への貢献も含めて、感謝感謝です。
■rockinon.com : https://rockinon.com/
■rockinon.com Twitter : https://twitter.com/rockinon_com
■rockinon.com Facebook : https://www.facebook.com/rockinoncom/
Real Sound
2013年に立ち上がった「リアルサウンド」。運営はサイゾー。
どうも、いかにも今っぽいサイトで、アイドルやジャニーズの情報が多かったり、PV集めるために書いてる感があったりと、音楽好きとしては軟弱な感じがして、当初は毛嫌いしていました。
が、記事を書くライターさんによっては、すごくいい記事がアップされたりしているようです。
最近、”キュレーション”という言葉が浸透してきましたが、音楽情報も”メディアを選ぶ”というよりは”ライターを選ぶ”という段階に来ているのかもしれませんね。
例えばこちら。
みんなディアンジェロディアンジェロ騒いでるけど、ディアンジェロって何者?
音楽ライターの宇野維正さんの記事です。
こういう音楽好きと一般の人の架け橋的な記事が入ってくると、音楽メディアとして、とてもおもしろい気がします。
サイゾーだからこそ見える視点もあるのでは、と少し期待。
※実際の運営は、サイゾーがblueprintという会社に委託しているようです
■Real Sound : https://realsound.jp/
■Real Sound Twitter : https://twitter.com/realsoundjp
■Real Sound Facebook : https://www.facebook.com/realsoundjp
ここから、少しづつディープな情報源に入っていき、一部、海外サイトもご紹介します。
amass
他のサイトからすれば、
「そんな情報、ニュースになるの?」
的な内容がたっぷり。
例えば、
「写真集『Nirvana Diary』から93年12月に撮影されたカート・コバーンとキム・ディールのレア2ショット写真が公開」
とか笑
ちょいちょい、昔のYouTube動画がアップされました的なネタも挟んできます。
「クイーン <Montreux Pop Festival 1984>のライヴ映像17分を公開」
なども。
このあたりがすごい。やたらと新しいものに食い付き、同じような記事を出すメディアと違って、価値の高い情報だなあと思います。
でも、「音楽好きはこういう情報を求めているんだよ!ありがたや。。」と思わせてくれるサイトです。他のサイトでは記事にならないことが、このサイトには載っている!と思うことが一番多いです。
個人的には、このサイトの情報源、情報収集の手段を公開して欲しいくらいですよ笑
こんなに細かい情報、誰がチェックしてるの?
しかも何でこんなに速いの?
と、いちサイト運営者からすると、ある意味恐ろしくもある存在です笑
■amass : https://amass.jp/
■amass Twitter : https://twitter.com/amass_jp
■amass Facebook : https://www.facebook.com/amass.jp
The Sign Magazine
廃刊となってしまったんですが、絶大な支持を受けていた音楽雑誌「SNOOZER」の編集長であった田中宗一郎さんとライターの小林祥晴さんが立ち上げた「サインマガジン」。
いかにも「SNOOZER」から受け継いだタナソウ魂を感じさせる、熱量のこもったレビューは唯一無二。他のサイトには絶対に載せられないでしょう。
その熱量に背中を押されて、音源を購入してしまうことうけあいなのでご注意を笑
最近ではディアンジェロの新譜記事もおもしろかったです。
ディアンジェロとはヨーダである(僕らはジェダイではないかもしれないが)
運営はタナソウの体調にも結構左右されているようで笑、2013年はベスト50の企画が途中で止まったりしましたが笑、2014年のベスト50は無事公開されたようですよ笑
2014年 年間ベスト・アルバム 50
サイトがちょっと見にくかったり、検索しにくいのが惜しい。。デザインはかっこいいんですけどね。
おそらく、いつ読んでも価値のある記事だからサイトの中から探して読んでよ、的なスタンスの現れなのかなとも思いますが。。
■The Sign Magazine : https://thesignmagazine.com/
■The Sign Magazine Twitter : https://twitter.com/thesignindex
■The Sign Magazine Facebook : https://www.facebook.com/thesignbook
DAX
動画ならココをチェックしておくと掘り出しモノ動画が見つかるかもしれません。
スペースシャワー系列のDAX(SPACE SHOWER Digital Archives X)。
昔は独自のプレーヤーを開発して動画をアップしていましたが、今はYouTubeに移行されました。(移行の段階でいくつかの動画が見られなくなったりもしましたが涙)
内容は変わらず、高画質でセレクトもいい感じのライブが動画で見られるので重宝すること間違いなし。
例えばこれとか。
U-zhaan × rei harakami – cape @ 100%ユザーン vol.2
YouTubeチャンネルを見始めると、なかなか寝られなくなると思います笑
運営がスペースシャワーということで、今後も安定の配信に期待。
■DAX YouTubeチャンネル : https://www.youtube.com/user/daxjpcrew
■DAX Twitter : https://twitter.com/daxjp
■DAX Facebook : https://www.facebook.com/DAXtv
Crown Cord
ロック系のメディアに若干寄った感があったので、こちらもご紹介です!笑
ワックス・ポエティクスはヒップホップやR&Bなど、黒めの音楽が強い印象ですが、普通に音楽サイトとしても機能することをご存知ですか?(普通にって失礼ですが。。)
※ワックス・ポエティクスはCrown Cordに名称変更しました
ワックス・ポエティクスの2014年のベスト・アルバム特集企画のラインナップを見ると、その全容が見えてくるはず?
2014年大総括!Wax Poetics Japanのレビュワー陣が選ぶ、2014年ベスト・アルバムTop 10
■Crown Cord : https://crown-cord.jp/
■Crown Cord Twitter : https://twitter.com/CrownCordJP
■Crown Cord Facebook : https://www.facebook.com/crowncord
Pitchfork
海外の音楽メディアの中で、インディーよりの音楽での絶大な支持を得ているのがピッチフォーク。
英語なので、全部読める!意味がわかる!という方は少ないかもしれませんが、年間ベスト、アーティストのPV動画など、言語いらずで楽しめるコンテンツもありますので笑
WIRED.jpにピッチフォーク編集長のインタビュー記事がありますのでぜひご一読を。
ミネソタ出身のライアン・シュライバーという18歳の少年が、自分の好きな音楽のなかから新作アルバムを紹介するレヴューサイトとして始まった。
とか、すごくいい話じゃないですか!メディアとして火が着いたのは、アーケード・ファイアを早期から見出したことからだそうです。
編集長は昔、ボアダムズも聞いていたそうですよ!さすが笑
サイトの見た目もシンプルながらデザインは凝っていてかっこいいです。
日本のサイトにはないセンス。
■Pitchfork : https://pitchfork.com/
■Pitchfork Twitter : https://twitter.com/pitchforkmedia
■Pitchfork Facebook : https://www.facebook.com/Pitchfork
La Blogothèque
最後はもう少しマニアックなサイトをフランスより。
このサイトを知ったのは映像監督のヴィンセント・ムーンのシリーズ企画「Take Away Shows」を知ってから。
Phoenix、Sigur Ros、Vampire Weekend、Battlesなどなど、次々に出てくるインディー系アーティストの素晴らしい一発撮りPVの数々には感動すらします。
その「Take Away Shows」の運営元がサイト「La Blogothèque」でした。
次々にセッション動画をアップして、その動画のクオリティが話題になり、次々にメジャーなアーティストからもオファーが来る、という現象を起こしたのも、このメディアのすごいところかと思います。
そんな「Take Away Shows」の立役者である、ヴィンセント・ムーンの動画をひとつご紹介。
未見の方はぜひ。ライブ感、ものすごいですから。
Arcade Fire – A Take Away Show
音楽PVの概念をぶっ壊した、この動画すごいです。
フォロワーとして、セッションを撮ってコンテンツにする国内外メディアも次々とできていますね。
■La Blogothèque : https://www.blogotheque.net/
■La Blogothèque Twitter : https://twitter.com/blogotheque
■La Blogothèque Facebook : https://www.facebook.com/blogotheque
このような動きを見ても、やはり海外の音楽は進んでいると思いますし、これを機に、海外の音楽メディアからも音源情報を集め始めてみてはいかがでしょうか?
国内メディアに出ていない情報をいち早くキャッチできるかもしれません!
さて、以上10の音楽情報サイト、いかがでしたでしょうか?
これからの音楽情報を集める際の参考となれば幸いです。