新型コロナウイルスによって、誰もが大変な一年だったと思うのですが、今年の最後にこんな曲を聞けたら自分はもう思い残すことはありませんよ。
トム・ヨークの「Dawn Chorus」(アルバム「ANIMA」に収録)をジョン・ホプキンスがカバー。
Jon Hopkins – Dawn Chorus
音の響きが素晴らしい。
シンプルな鍵盤の響きもあれば、1分過ぎくらいから重なってくるボーカル?コーラス?トムの声?も。加えて、環境音も入れてたりするんですかね。フィールドレコーディングでもしたかのような現場感。
動画もとてもよくて、今年の年末年始はかなり冷えそうなので、この動画を見ていればいいんではないかと思うほど。
よく寝られない夜は、寝られなくてもいいのでこの曲を聞いていればいいんじゃないでしょうか。
これは音源欲しいな~と思ってリリース元のドミノのオフィシャルサイトをチェックしましたが、現時点ではサブスクとダウンロード販売のみでフィジカルのリリースはないみたい。
なんとか音源に収録して発売して欲しい一曲です。
オリジナルのトム・ヨークのバージョンはこちら。ぜひ聞き比べてみてください。
Thom Yorke – Dawn Chorus
そして個人的にはこちらの記事でも紹介した原摩利彦さんのこの曲と通じる響きがあったので合わせてご紹介します。
こちらも今年発表された音源です。
原 摩利彦 – Passion
特に入りの数音でぐっと持っていかれるところがいいなあと。こちらも名曲ですのでぜひ。
「カバー曲の音源が発表されました、そしてその元音源です」まではいろんなメディアで同じように書かれているので、ちょっとひとひねりあるともう少しおもしろいし、わざわざ自分で書く意味があるなあと思って別のアーティストの情報も入れてみました。
記事から「何かを知った」というところからもう一歩動くところまでいくとおもしろいし、記憶のフックにもなるのかなと。単純な記憶って忘れちゃいますしね。
あと個人的には「いいと思った音源をみなさんに紹介」的な意味もありますが、自分の思考のメモとしてもブログっていいんですよね。(っていうのはブログの中で何度も書いている気がします。)これは個人的な話なので、それがTwitterでもなんでもいいと思うんですが。
そういうような、ひとつのものごとに対する余計な周辺まで知ることができる記事や情報源ってかなり希少な存在になりつつあるし、探しにくくなりつつあり、かつ、まだまだこの流れが加速するのではないかと思う今日このごろです。