ミシェル・ゴンドリー。
今や映画監督としてその名を轟かせていますが、原点は音楽PVにあるのではないでしょうか。
その緻密な映像、大胆な発想は唸らされるものばかりです。
自身がバンドでドラマーをしていたこともあるためか、リズムに合わせた映像を撮るのがうまいなあと思います。特にケミカル・ブラザーズの「Star Guitar」は必見なのでぜひ。
そんなミシェル・ゴンドリーのPVを年代順にまとめてどうぞ!
個人的なおすすめは
Kylie Minogue – Come Into My World
The White Stripes – Fell in Love with a Girl
The White Stripes – The Hardest Button To Button
The Vines – Ride
あたりです!
必ず何か新しい発見があること間違いなし!
1993年
Bjork – Human Behaviour
ミシェル・ゴンドリーは、ビョークのこのPVで一気に知名度が上がったそうです。
独自の世界観がすでにできていますね~
ビョークの世界観ともマッチしています。(PVの意図まではわかりませんが笑)
1995年
Massive Attack – Protection
イギリスのマッシヴ・アタック。
どの部屋もポップでカラフル、センスあふれるミシェル・ゴンドリー感があります笑
ラストシーンは何を意味するのでしょうか。
Bjork – Army Of Me
一曲の音楽から、ここまでの世界観を描き切れる人は他にいないのでは??
その意味を理解するには少々お時間を頂けたらと思いますが笑
1996年
Bjork – hyperballad
こちらもビョーク。
Hyper感出てますね~
サビで物語が動き始める感じもいいです。
The Rolling Stones – Like A Rolling Stone
ローリング・ストーンズによる、ボブ・ディランのカバー。
静止画のような、動画のような。その中間。これぞクリエイティブ。
切り取る場面もいちいちかっこいいですね~
Cibo Matto – Sugar Water
始まり、交差し、終わる。
逆再生のPVは、スパイク・ジョーンズも想起させますが、もう一捻りある感じですね。
2001年
Kylie Minogue – Come Into My World
最初に「あ!」と思わせる動きがあり、1分くらいするとそれがつながります。
そこからは加速度的に世界が動き出す。面白いです。
こちらもメイキングあり。
20の登場人物がカイリーと連動しているそうですよ。
1997年
Beck – Deadweight
普通そうに次々と展開されていく場面。
全く頭のなかがつながりません笑
しかし!
最後の「A LIFE LESS ORDINARY」という映画でつながった!のか!?笑
シナプスがどうつながっているんでしょう、ミシェル・ゴンドリーは。
このPVにはユアン・マクレガーも出てますね。
Bjork – Joga
自然の壮大さに負けてしまいそうですが、壮大な自然を映し出すだけで留めないのがミシェル・ゴンドリーの強さかと思います。
Bjork – bachelorette
こちらもビョーク。
一冊の本に惑わされる女性の人生。
ミュージカル風な演出もあっていいですね。どれだけ引き出しがあるんでしょう。
Daft Punk – Around The World
こちらは音に合わせて系のPV。
仕込みもしっかりしてあったみたいですよ笑
仕込み具合がわかる、メイキング映像はこちら。
ダンサーはもちろん、バックの照明もここまで綿密に制御されていたとは。。
1999年
The Chemical Brothers – Let Forever Be
次々に分裂しては統合され、変わりゆく場面。
起きる前の夢の中ってこんな感じなのかもしれませんね笑
メイキングあります。
もう少し英語が分かれば。。。苦笑
2002年
The White Stripes – Fell in Love with a Girl
ホワイト・ストライプスの曲もいくつか担当していますね。
この曲では、レゴがギターを弾き、ドラムを叩くッ!!!笑
シンバルの揺れまでしっかりこだわるあたりさすがです。
ラストも決まってます笑
ホワイト・ストライプスのふたりが出演のメイキングも。
The Chemical Brothers – Star Guitar
音合わせ系PVの決定版!!!!!
リズムに乗りつつ、よく見てください!!!
音と何かが合っていませんか???
!!!!!!!
超絶に素晴らしいですね~
個人的には「ガタガタガタガタ!」と合っている列車のところが好きです笑
メイキングもあります。
どんどん複雑になっていく方眼紙。
そして、無数に並べられるオレンジや靴、、笑
シュールです。
アナログに、地道に作っているんですね~
2003年
The White Stripes – The Hardest Button To Button
ドゥンドゥンドゥンドゥン笑
ドラムとアンプ、いったい何個準備したやら笑
これは笑うしかないです。
こちらもメイキングがあります。
メイキングすらも演出されていていいですね。(ボートを漕いでるのはなぜなんだろうか。。笑)
The White Stripes – The Denial Twist
縦横の比率のおかしい世界に、さらに時間軸と現実非現実が混ざりこんで結局なんなの?っていう笑
2005年
Kanye West – heard ‘em say ft. Adam Levine
カニエ・ウエストに、Maroon5のアダム・レヴィーン。いい曲ですね~
子どもとミシェル・ゴンドリーの色がとても合っているような。
この世界ではしゃげる子どもたち、うらやましい。。。笑
ラストが途中で切れてるのがかなり残念。
※この曲は、ゴンドリー版のPVとは別にアニメのPVもあります
カニエのオフィシャルYouTubeではそちらがアップされている模様
ゴンドリー版を推したい笑
The Vines – Ride
まさに曲名のとおりRIDE!!!
迫力も満点。
この収録は楽しかったでしょうね~
これもメイキングがありますよ。
エキストラはどんな人達だったのか気になったのですが、
いろんなジャンルからいろんなスタイルの人たちを集めたみたいですね!
2007年
Paul McCartney – Dance Tonight ft. Natalie Portman
ポールのPVも撮っていました。
ナタリー・ポートマンも出演。これを元ネタに長編の映画すらできそうな気がする構成ですね。
(素人の自分にもストーリーが見える、ってすごいなと思います。)
全く関係ないですが、最初に出てくる車のハンドルがかっこいいな。。とか笑
Bjork – Declare Independence
久しぶりにビョークのPV。
独立を宣言する政治色の強い一本。
Make your own flag
Raise your flag
Higher!Higher!
こんな指揮官がいたら、みんなついて行っちゃいそうです笑
さて、ミシェル・ゴンドリーのPVまとめいかがでしたでしょうか。
ミシェル・ゴンドリーのPVを参考にして、PVを作っている映像監督も多数いるみたいですね。
常にオリジナルであり続けるミシェル・ゴンドリー。ぜひ見習いたいものです。
スパイク・ジョーンズやクリス・カニンガムなどと同じ形で「DIRECTORS LABEL」というDVDにもなっていますが、やや品薄気味ですね。これは家に一枚欲しい。。
“ミシェル・ゴンドリーの原点である音楽PV厳選20本! ※メイキングあり” への3件の返信
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