Thundercat – Daylight (「The Golden Age Of Apocalypse」)

Thundercat(サンダーキャット)の「Daylight」。

このリズム!

ちゃんと乗れるリズムにちょっとだけ外した音を入れてある感じがおもしろいです。

この曲を収録しているアルバム「The Golden Age Of Apocalypse」がすごくおすすめなのでご紹介。

一曲目からぶっ飛んでます。

名前を連呼。

気合いが感じられます。
正直ちょっと笑いました、すんません。

その次に来るのが「Daylight」なわけです。
なかなかいい流れで。

で、さらにその次に来るのがこちら。
この曲も少し外したところに音を入れてて好きです。
微妙にふわふわした音になってるのも他にはない感じ。

うーん、さすがはフライング・ロータスが見出しただけはあるというか。
このアルバムはフライング・ロータスがサンダーキャットに作らせたようなことが
ライナーノーツに書いてありましたからね。
(サンダーキャットは、もともと作る気はなかったらしいです。)

フライング・ロータスに感謝です。

※他にもジャイルス・ピーターソンが推薦したという、「For Love I Come」という曲も収録してますよ

ちなみにこのサンダーキャット、本名は「スティーヴン・ブルーナー」というそうで、
お父さんはダイアナ・ロスやテンプテーションズのドラマーとして活躍したロナルド・ブルーナー・シニア、
兄はグラミー賞の受賞歴を持つ天才ドラマーのロナルド・ブルーナー・ジュニア
だそうです。

音楽一家ですね。(まあそんなに知らない人たちですが。。)

サンダーキャットの風貌のインパクトがすごいだけにどんな一家なのか気になります。

Sonar sound tokyoのときみたいに、またフライング・ロータスとともに来日してくれないかな、と思います。
ライブでこのベース音がどうやってはじき出されるのか見てみたい。

サンダーキャットのロゴの元ネタはこの「THUNDERCATS」ってやつかな。。。
https://www.facebook.com/thundercats

七尾旅人 – サーカスナイト (「リトルメロディ」)

七尾旅人の「サーカスナイト」。

なんだったかな。
少し前の、、、大宮エリーの番組に七尾旅人が出ていて。

「七尾旅人が地上波に出た!」と思って、見ていて。

おお!あった!これですよ。
「ARTiST」っていう番組。(曲は11:00あたりから。)

テレビでこんなに存在感のあるライブを見たのなんて久しぶりでしたよ。

七尾旅人は、生で見るのは最高だけど、テレビで見るとどうなのかな、と思って見てましたが、
テレビでも存在感のある人は存在感がある。おもろい人はおもろい。

なんとなくテレビから出てくるものは生じゃないから
少し魅力が減る感があるというか、そんな気がしていましたが、
結局いいものはいいし、テレビのせいにしちゃいけないな、と。

テレビは高性能なんだし、よりよく伝わるようになってるんだな。
逆に、内容はよくなっていってるのかい?と。

そんなことを思った放送でした。

YouTubeでさえもいいなあ。
こういう人がどんどんテレビに出て欲しい。

大宮エリーさんありがとう。

▼収録アルバムはこちら ※レコードも出てますね。

七尾旅人 OFFICIAL HP : http://www.tavito.net/
七尾旅人 twitter : http://twitter.com/tavito_net

Omar Souleyman – Wenu Wenu (「Wenu Wenu」)

Omar Souleyman(オマール・スレイマン)の「Wenu Wenu」(ワルニ・ワルニ)。

一度聴いたら頭から離れない。。。

そんな曲です。

音楽のジャンルとしては”シリアンテクノ”と言われているみたいです。
シリア特有の民族舞踊である「ダブケ」をテクノミュージックと融合した、というこの音楽。

ビョークやトム・ヨークもファンらしいです笑

そしてなんと、このアルバムのプロデュースはフォー・テット。
ビョークやトム・ヨークにもフォー・テットを通じて紹介されたのかな、と。

PVを見ていると

「教祖」

という言葉が頭に浮かびます。。

この人に支配されてしまうかのような感覚。。。

タモリさんのような風貌で、手つきも次第に怪しく見えてきて、、といろいろ話題性がありそう。

今後注目ですね。

こういう音楽を聴くと、その元となった「ダブケ」も気になりますし(もともと結婚式とかで演奏されるものみたいですね)
他の地域にある民族音楽にも、こういう可能性があるんだろうな、と思います。

元ネタはとっつきにくいけど、少し手を加えると万人受けするようになる、的な。
(とは言ってもすごく大変だと思いますが。。。)

▼収録アルバムはこちら

【ストロークスの隠れ名曲!】 You Only Live Onceのデモ「I’ll Try Anything Once」

the strokes - I’ll Try Anything Once

The Strokes(ストロークス)の「I’ll Try Anything Once」。

「First Impressions of Earth」の一曲目「You Only Live Once」のデモ版です。

こっちのバージョンもいいですね。あったかい感じで。

語りかけるようなボーカルが独特なぼんやり感。
使っている楽器も独特の音色で、どんなものを使っているのか気になります。

この曲、ヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞した、ソフィア・コッポラの映画「SOMEWHERE」でも使われています。

そういえば、ぼんやりしたような光のイメージが強い、ソフィア・コッポラっぽい音な感じもします笑
映画にはダコタ・ファニングの妹である、エル・ファニングも出ていて、いい感じですね!

しかしこの曲、アルバム未収録というのがもったいないくらいですね~
(おそらくストロークスが好きな方の中でも、存在を知っている人は少ないんだろうなあと思います。。)

ということでご紹介でした。

さて、原曲(というのか何というのかわかりませんが)である、アルバム収録の「You Only Live Once」はこちら↓
聴き比べるとおもしろいですよ。

同じメロディーでもここまで幅のある表現ができるストロークスに万歳\(^o^)/

【名曲グッドバイのデモが山㟢さんのYoutubeで限定公開!】toe – グッドバイ (demo)

toe グッドバイ demo

toeの「グッドバイ」(demo)。

山㟢さんのYouTubeアカウントでの公開で、

「なんかいい感じだったんで期間限定で。うふふ。」

という山㟢さんのコメントがついているのでお早めにチェックを。
(公開からしばらくたった今もまだ残ってますけど、、まあそれも”らしい”というか笑)

デモのグッドバイ、山㟢さんの歌う、歌詞のふわふわ、うやむや感がサイコーです。

これが名曲の原型だったんですね。

これを聴いちゃうと、ここから曲になるまでの過程も知りたい感じがします。

原曲はこちら。

こういう、制作側しか知らない、裏側の情報ってなかなか出てこないので、ありがたみを感じますね~

制作側ももっとコンテンツとして利用していったらおもしろいのにな、と思います。
(おまけを求めて買う、的な動きはなんとも言えない感じがしますが。。)

裏側を知ってうれしいということは、裏側も知りたいくらいそのアーティストが好きである、ということなんだと思うんですが。

そういう人がどれくらいいるのかを、裏側の情報を出すことで知る、というのは、アーティスト側から見てもおもしろいかなと思います。

▼最終型グッドバイの収録アルバムはこちら ※レコードもあります

土岐麻子さんをボーカルに迎えたバージョンのグッドバイはこちら。

Bonobo – Cirrus (「North Borders」)

Bonobo(ボノボ)の「Cirrus」。

きれいなイメージのあるBonoboらしからぬ強烈なPVですよね。。。

これを作ったのはCyriak Harris(スィリアック・ハリス)という人。

なんと!フライング・ロータスの「Until The Quiet Comes」の中の曲のPVも作っている人です。
こちらのPVでも強烈な印象が残っていますが、今回のボノボのものをすごいです。

Flying Lotus – Putty Boy Strut

コラージュっぽい感じかと思いきや、こういう、グラフィックで作りこむ感じのものも作っているんですね。

奇才、という感じ。

薄味のものは作れなそうな気がします笑

それがウケるポイントなのでしょうね。
薄味じゃあコメントしづらいですもんね。
文句もなければ、良いわけでもない、的な。

▼収録アルバムはこちら

Bonobo OFFICIAL HP : http://bonobomusic.com/
Bonobo twitter : https://twitter.com/sibonobo
Bonobo facebook : https://www.facebook.com/bonoboofficial

Jazzy Sport – Pound For Pound Vol.3

JAZZY SPORT(ジャジースポート)の「Pound For Pound Vol.3」。

「JAZZY SPORT」というレーベルをご存知でしょうか?

このブログにたどり着くほどの方であればご存知かとも思うのですが、
圧倒的にオススメなレーベルなのであります。

書きたいことはたくさんあるのですが、まずは音楽を聴いてみてください!
普通じゃないことはすぐに分かるかと。

ティザーでこれだけ長い尺で出してくれるのもジャジスポらしいような気がします。

一言で言うならば、

“DOPE”

この言葉、はじめて使ってみたのですが、、、なんだかこの音楽ならしっくりくるような気がします。

JAZZY SPORTの音楽が総結集したこちら、ぜひ。

▼収録アルバムはこちら

ジャジスポのおふたりのインタビューがアップされていました。
ジャジスポを知っている人はこのインタビューを読むとより一層好きになるのではなかろうか。
(自分がそうでしたので。)
ジャジスポ設立から現在までの軌跡、こちらもよろしければぜひ。
http://jp.residentadvisor.net/feature.aspx?1949

JAZZY SPORT OFFICIAL HP : http://www.jazzysport.com/

高木正勝 – Grace (demo) (「Private/Public」)

高木正勝の「Grace 」(demo)。

この曲、UAとコラボしているバージョンもあって、
めちゃくちゃ好きなんですけど、デモ版がサウンドクラウドにアップされているのでご紹介。

デモ段階でもすてきな。。。

なんか不思議な音がたくさん入っていて、あったかみもあってこちらもいいですね。

高木正勝さんの音源はここ最近で廃盤になっていましたが、今年いろいろな音源が再発されていますのでぜひチェックを。
ようやく手に入る、、という方も多いのでは。

中でもこの「Grace」収録の「Private/Public」は名盤過ぎます。
一家に一枚ぜひ。

UAさん参加の原曲はこちら。

▼収録アルバムはこちら

高木正勝 OFFICIAL HP : http://www.takagimasakatsu.com/
高木正勝 twitter : https://twitter.com/TakagiMasakatsu
高木正勝 facebook : https://www.facebook.com/takagimasakatsu.page

【名曲 グッドバイのRemix!】toe – グッドバイ ft. 土岐麻子 starRo Remix

toeの「グッドバイ ft. 土岐麻子 starRo Remix」。

山㟢さん公認のグッドバイ starRo remix。

こんな風になってもいい曲。。。
(スパーン!となるところとかビックリしましたけど。。)

starRoさんという方は海外で活躍している日本のアーティストさんみたいですね。
アメリカツアーではtoeに同行していたり。

soundcloudでは音源の無料ダウンロードもできますのでぜひ!  ※今はできないみたい、、?

▼原曲はこちら

▼収録アルバムはこちら ※レコードもあります

Austin Peralta – The Underwater Mountain Odyssey (「Endless Planets」)

Austin Peralta(オースティン・ペラルタ)の「The Underwater Mountain Odyssey」。

自分がこのアーティストを知ったのは、残念ながら亡くなった後でした。

フライング・ロータスのレーベル「Brainfeeder」所属のオースティン・ペラルタ。
フライングロータスの最新作「Until The Quiet Comes」でもピアノ参加していました。

亡くなったのは去年。22歳の若さでした。(死因は薬物の過剰摂取とも言われていますが。。)

フライング・ロータスをはじめ、トキモンスタ、ロバート・グラスパー、ジャガ・ジャジスト、ホセジェームス、ジャイルス・ピーターソンもtwitterで悲しんでいたほどの逸材。
エリカ・バドゥなども共演していますし、東京ジャズにも高校生のときに出演しています。(!!!)

「ジャンルとしてはジャズなのに、Brainfeeder所属なの?」とは一瞬思いますが、音源を聴くと納得。
ジャンルの枠など関係ない、という音を作り上げているような。

ジャズのいいところと、Brainfeederらしい、電子音的な音をミックスした感じで、
フライング・ロータスが「これこそ同レーベルが追求してきた音だ」と絶賛したほどのアルバム。
アルバム全体を通して必聴です。ぜひ。

▼収録アルバムはこちら

ちなみに、オースティン・ペラルタの、お父さんはステイシー・ペラルタ。
伝説的なスケートボードチーム Z-BOYSのメンバーです。

スケボー系の音楽の影響も少なからず持っていたのでしょうね。
さまざまなジャンルをまたいで存在していて、それでいてそれを融合して
いいものを作れていて、というまさに「天才」という言葉がふさわしい人ではなかろうかと。