ランタンパレードの「とぎすまそう1」。
このCDは20曲入っているんですが、全曲タイトルなし。
タイトル通り、まさに余計な情報なしの、とぎすまされている?内容。
音自体も澄んでます。
そして、絶妙に食い気味なタイミングで入ってきたり、完全には繋がっていない感覚を持つ音。
とても心地いいです。
(全くジャンルは違いますが、音が遅れて入ってくる感じはディアンジェロ感すらあります笑)
公式サイトの記載にある
ソウル、ジャズ、ディスコ、ポップスからブラジル音楽まで古今東西、様々な音盤からのサンプリングループを軸にした制作スタイル
というのもおもしろいな~と思います。
この幅広いスタイルがあっての、オリジナル感なんですかね。
あるようでないオリジナリティがあるという。
ランタンパレードの音源リリースは曽我部恵一さんのレーベル「ROSE RECORDS」から。
ROSE RECORDSのサイトによると、「とぎすまそう」は「架空の mix CD」というコンセプトで作られたという作品。
ディスコ/ハウス+ポエトリー!?
フロアライクな要素を取り入れるという新機軸を携えて、彼独自のポップネスが大復活。
透明なメロディと鋭利な言葉のリフレイン。
ランタンパレードとまわる愛と哀しみの遊園地。
「架空の mix CD」というコンセプトのもと、初期の作品を彷彿とさせる流麗なトラックを随所に散りばめながら、かつてないほどバラエティに富んだアルバムです。
「バラエティに富む」という点では、壮大なポストロックのような音を持った、こんな曲も。
中盤の音の揺らぎがめちゃくちゃおもしろい。ぜひ最初から通してご一聴を。
▼公式MySpaceより
無題 とぎすまそう19 from Lantern Parade on Myspace.
他の曲は情報がなくて得体が知れないと言えば知れないのですが、この2曲を聴くと間違いがなさそうな気がします。
最近は全曲試聴ができることが増えてきていますが、これくらいの情報で買ってみて、他の曲を楽しんでみる、っていうのもいいかなと思ったりもします。(これぐらいの間違いなさそうな感覚であれば。)
※最近音源を買ったのですが、他の曲もバラエティーに富みつつ、ブレない部分もある、確かに間違いない一枚でした。よろしければぜひ!