あなたが必ず聞くべきビョークのおすすめ16曲(+その周辺4曲)

ビョークおすすめ曲

ビョークという存在はもはや、いちアーティストという枠を超え、クリエイティブの最先端を走るアイコンのような存在になりつつあります。

音、映像、ファッション、アートなど、どれを取ってもビョークそのものであり、かつ、他の誰もそこには到達できない世界観。

そのビョークが過去に作ってきた音源を、アルバム別に時を追ってご紹介してまいります。

ビョークのルーツや、今の創作物の欠片が見つかり、あなたの脳内で繋がってくるかもしれません。

ほんと、ビョークは何を見ていてもおもしろいと思わせてくれる、稀有な存在なように思います。ぜひ。

時を追ってと書いたものの、いきなりはずれますが、あまりにもこの曲への思い入れが強すぎるので、というか、この曲で初めて「ビョークやべぇじゃねえか!!!」という事態に自分が陥ったので、あなたにもまず最初にこの曲をお聞きいただきたい!(すいません)

Björk – Hyperballad

この動画、何回見ても最高です。

赤いドレスを纏い躍動するビョーク(特に4分過ぎのアウトロで踊ってるとこが最高)、オーケストラピットからいかにもプロフェッショナルな音を奏でるオーケストラ、そして、どうやって音出てんの?となるイミフメイな楽器さえも笑

ホールでこの音を聞けるなんて、現場に行っていた方たちは、さぞかし素晴らしい体験だったことでしょう。

名曲。そしてタイトルも最高。

さて、気を取り直して、ここからは時代順、アルバム別におすすめ曲をご紹介します笑

Debut

その名の通りデビュー盤「Debut」。

これ以前にもK.U.K.L.、The Sugarcubesといったバンドで活動をしていましたので、その音源も一緒にご紹介しましょう。

K.U.K.L. – Anna

K.U.K.L.の存在はあまり知られていないかもしれませんが、もうこの時点でビョークのアート的な表現も完成されまくってるじゃないですか笑

シュールでありつつ、独創性に溢れる(理解に苦しむ笑)この感じ、最高です。

今でこそ実績があって「さすがビョーク。」なんて、分かってるぶった発言ができますが、当時は絶対に理解されなかったんだろうなあと苦笑

The Sugarcubes – Birthday

このときからビョークのハスキーボイスは全開。
むしろその部分がフィーチャーされていて、かつバンド感、インディー感があって、個人的にはとても好きです笑

脱線しましたが、ビョークのデビュー盤の1曲目はこちら。
※正確にはこれ以前にリリースしている音源もありますが、バンド解散後のソロリリースとしてはデビュー盤です

Björk – Human Behaviour

1993年のデビューですから、20年以上も経過しているんですね~
その点、全く時代遅れな感じがしないというのがすごいです。

いつ聞いても新鮮というか。こういうクオリティーだからこそ、今でもそのファンを増やし続けているのかなと。

PVの監督はミシェル・ゴンドリー

Björk – Venus As A Boy

こちらは今のビョークから考えると、えらくこじんまりした感じでできているPV。
アーティスティックな世界観はこの時点ですでに完成してますね~

監督はRadioheadの「I Might Be Wrong」やColdplayの「Trouble」「In My Place」、Blurの「Tender」や「Song2」のPVも作ったソフィー・ミュラー。

この監督、他にもビヨンセ、ミーカ、ローゼス、ルーファス・ウェインライト、マルーン5などなど、ジャンル問わず大御所ばかり手がけてますね。
他のPVも必見かと。

音も、サビのトントン来るリズム感からのVenus As A Boy♪の流れ、相当気持ちいいです。
これライブで聞いてゆったり揺れたいな~

Post

個人的には一番好きなアルバムはこちらの「Post」。

ジャケットのアートワークの極彩色な感じも好きで。
さらにこちらも名曲の数々が収録。

分かりやすい曲も多いので、まずこのアルバムから、というのもありかと思います!

Björk – Army Of Me

音楽のPVというより、映画の挿入歌のようにも見えるほどのPV。

こちらも監督はミシェル・ゴンドリー。
ラストまで、いかにもゴンドリー感あふれる演出で、重めのビートに合った展開がナイスです。

ゴンドリー、いい仕事しますね~!笑

Björk – Hyperballad

やはりこの曲ですね~!!!(冒頭でも紹介しましたがこちらではPVを。)

個人的にビョークを聞くきっかけになったのもこの曲でしたし、そして、2013年のフジロックで聞けた時は本当に感無量でありました。

サビに入る前のタメの部分、そしてサビの中で声が爆発する部分が最高なのであります。
さらにラストの方で電子音が目立ってくる展開も非常に上がります。

この曲をきっかけにビョークを聞き始める人は、今後も多くいらっしゃることでしょう。

そしてもうひとつ。

このライブがとてもおもしろい。

アルバム「Volta」のツアー時の「Hyperballad」。
後半の2:40過ぎ。

曲の原型がなくなるほどガンガンなノリで、クラブ状態w
ビョークもお客さんも踊り狂ってます笑

このライブ、最高に楽しかったでしょうね~

ビョークのDJなどを聞いていると、こっち系の音楽も取り入れてるので、その点、繋がる部分もあります。

Björk – it’s oh so quiet

個人的にもう一曲好きなのがこちら。

ワーオ!ワオ!

でしょう笑

ミュージカル仕立てのような曲、そしてこのPVも最高です。(こちらはスパイク・ジョーンズが監督。)
ラストも圧巻笑

今のビョークのライブでは絶対演奏されない曲なんだろうな~と思いますが笑

Björk – isobel

こちらも監督はミシェル・ゴンドリー。

スパイク・ジョーンズもそうですし、ビョークは映像もセンスのいい監督を使っていて、最高のコラボですね~

曲の方は、前半はややぱっとしない曲なんですが(失礼)、「ラーラーラー、ララー」のリズムで作られている箇所から、オーケストラのように一気に広がる音が相当気持ちいいです。(2分過ぎ)

Homogenic

Björk – Jóga

このオーケストラのライブをスタジオで見られた方々は、本当に最高だったでしょうね~

スタジオが大自然に感じるかのような広がり。

Björk – bachelorette

記事を書いていて初めて知ったのですが笑、この曲はアルバム「Post」収録の「Isobel」の続編にあたる曲だそうです。

PVの監督はもちろんミシェル・ゴンドリー!
ぜひ2曲続けてどうぞ。

世界観が作りこまれていて、いろいろな面で楽しませてくれます。

Björk – Pluto

こちらはアングラ感漂うビョークが最高な一曲。

このライブでのビョークもめっちゃくちゃかっこいいです。。圧巻。

衣装の白とヒラヒラもナイス。

Björk – All Is Full Of Love

このお方のライブ動画は本当に最高なのが多いですね~

こちらもまた素晴らしいアクト。
お客さんも泣いちゃってますよ。納得の涙笑

あと気になるのはどれだけ声が続くんだ、ってこと笑

2:30のとことかすごすぎでしょ笑

ビョーク全盛期、っていう感じでしょうか。すごい。

Selmasongs: Music from the Motion Picture Soundtrack Dancer in the Dark

ここでひとつ、オリジナルアルバムではないですが、ビョークが主演した映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサウンドトラックから、レディオヘッドのトム・ヨークとのこの一曲を。

Björk – I’ve Seen It All

トム・ヨークとビョークですよ笑

トム・ヨークとビョークで踏める。。

このコラボ、豪華過ぎでしょう笑

ビョークの演技力も相当なものだったので、未見の方はぜひ映画といっしょにどうぞ。

そういえば、アイスランドの同郷、シガー・ロスとのこんなコラボライブがあったのを思い出しました笑

Sigur Ros – Gobbledigook (Live With Bjork)

ビョーク、太鼓叩きまくってます笑

マイクなしで、太鼓叩きまくってます笑

こんなライブ、最高でしょうよ~

Vespertine

すいません、またも脱線しましたが、オリジナルアルバムに戻って「Vespertine」。

このあたりからかなり洗練されたアートワークになってきている印象。

音はガンガンに攻めてますのでご心配なきよう笑

 

Björk – Hidden Place

こちらのPVは、ビョークのジャケットのアートワークでよく起用される、M/M (Paris)が関わってますね。(2015年には日本での個展もありました)

M/M (Paris)っぽい演出でおもしろいですね~
このあたりのクリエイティブチームといっしょに動いているというのも、幅広く感度の高い層にビョークが支持される基盤のひとつな気がします。

Björk – Pagan Poetry

このアルバムでは何と言ってもこの曲が最高です。
この曲もフジロックで聞けて感無量でした。

2:10あたりからの後半での爆発力が並じゃないです。
ごくシンプルな音でここまで圧倒する表現力、さすがです。

PVの監督はニック・ナイト。ファッション業界で有名で、日本でも個展を開くほど。
鮮やかな色彩の印象がありますが、このPVではモノクロかのような色使い。

Medúlla

このアルバムになるともう攻めすぎていて、個人的には理解力が全く追いついていないんです笑

なんせ、ボーカルは当然ですが、アルバムに収録されている全ての音が人間の音。いわゆるヒューマン・ビート・ボックスで音源を全て構成するという、とんでもないことをやってのけているのです。

そりゃなかなかわかりませんわ笑

いずれ自分にも分かる時が来るのだろうかと思いつつ、iTunesには入れてあります笑

ということで「Medúlla」に関する音源の紹介はナシですw

Volta

個人的にビョークを初めて聞いたのはこのアルバムでした。

当時、全くピンと来なかったんですね笑
だっていきなりこの曲ですよw

Björk – Earth Intruders

これはなかなかハードルが高かった笑

そもそもビョークを知らない自分にとって、「ビョークって民族っぽい音楽をやる人なの?」みたいな笑

今でこそビョークの全体感を見て、「こういう飛び道具系もあるよね~」という感じで見られますが、最初からこれでは頭がついて行けず笑

しっかし一周して改めて聞くとほんとにおもしろい曲ですね笑
こういうの好きです。ライブ楽しそうですもんw

Björk – Declare Independence

「独立を宣言しろ」という過激な主張のこの曲。

その過激さが音にも乗っていて最高です。
政治的な主張をして、ライブで警戒されることもあるビョークらしい一曲ですね!

PVはミシェル・ゴンドリー。
洗脳感溢れまくる作りで笑

この世界観を作れるのはやっぱりゴンドリーだな~と。

Biophilia

もうここまで完成されたらたまりまへ~ん、というレベルまで到達した感のある「Biophilia」。

周辺の仕掛けも含めてビョークしかできないわ、、と世界の一流アーティストですら思ったはず。

Björk – moon

この曲はもう音とPVの完成度、ビジュアルのインパクトからしても最高でしょうと言わざるを得ません。

しかもアプリとの連携など、音や映像にとどまらない部分への試みも含めて、「やっぱりビョークすげえ」と。

もうすでに立っているフィールド、見えている世界が他のアーティストのレベルのはるか上を行っているという感じでしょうか。

まだちゃんと聞けてないですが「Vulnicura」なんて、ジャケットが公開されたところで、「さすがビョークや、、笑」ってなりましたもんね。

Björk – thunderbolt

こちらはライブから。

「サンダーボルト!」ですよ笑(フジロックでの演出もすごかった記憶がw)

なんというか、脳内にあることを限りなく実現に近づけているんだろうな~と思います。
制約を取っ払った思考がそこにあるような。

このレベルに達するお方はすごいな~と。脱帽。敬礼笑

おまけ

最新アルバム「Vulnicura」をちゃんと聞けてないので、替わりにおまけを笑

偶然見つけたのですが、こんなのもありました。

ファッションショーでAlexander McQueenとコラボってます笑

めっちゃおもしろい試み。(長続きはしなさそうですがw)

ビョークの生歌でランウェイを歩けるとか、モデルさん最高ですね~
曲は「Bachelorette」。

おまけ その2

ビョークの家

一時期、都市伝説的に「ビョークの家だ」というデマ情報で盛り上がった、アイスランドの孤島のおうち。

こちらの詳細は「ビョーク 別荘」でググるといろいろ出てきますので、ぜひお試しください笑

音源だけでなく、その周辺も含めていろいろ出てきますね~、ビョークは。

他にもおまけ的な情報が発掘されそうなので、引き続き調査を続けます!!笑

クリエイティブ関係の方を掘っていっても、おもしろいところに繋がる予感です。

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