コンクリートジャングル、東京。
人口密度が高く、文化でも日本の最前線を行く街、東京では、日々、多くのドラマが生まれております。(たぶん)
田舎から出てきた人、仕事で奮闘する人、恋愛で一喜一憂する人などなど、それぞれの生活がそこにあります。
自分も今、そんな東京に住んでおりますが、この都市にまつわるドラマの中で、数々の名曲が過去に制作されています。
この記事では、それらの曲の中で個人的に最も好きな曲を厳選しご紹介します!
まずは「東京の曲」と言われたときに、音楽好きなら多くの方が思い出すであろうこの曲から。
くるり – 東京
イントロから、けだるいような、こもったギターの音が泣かせてくれます。
歌詞を見ながら聴こうものなら、田舎者はほろりとさせられること間違いなし。(自分もそう笑)
東京に出てきて、5年くらい経って、東京という街に慣れてきたころに聴くと、より音が染みるかと。
上記はオフィシャルの動画ですが、途中で切れてしまうので、ライブバージョンで全編を。
いかにも名曲。
くるり岸田さんの制作秘話も。
くるりの「東京」って、所持金と口座の残高合わせて500円くらいの時に、足立区の綾瀬で書いた曲なんよ。遠く離れた恋人のことがどうでも良くなったような気持ちになって、すごく不安になったけど、なんだか東京の夜風がそよそよと心を吹き抜けて行ってくれた時、とてもいい気分になって書いた歌。
— 岸田繁 shigeru kishida (@Kishida_Qrl) 2014, 6月 1
こんな気持ちのときに書いた曲だったんですね~
こういう裏話がわかると、より感情移入できますね笑
音楽好きとしては、Radioheadの「Creep」のギターを元ネタにしているガガッ!ガガッ!ってところがあるところもいいですね。ぜひ気にして聞いてみてください。
Radiohead – Creep
この動画だと0:55過ぎのあたりが元ネタになっている箇所です。
サニーデイ・サービス – 東京
しっとりした、くるりのような東京もあれば、こういう東京も。
春を感じる軽い東京。
この短さもナイス。80年代の音楽をイメージさせるような音もすてきです。
時代を超えて愛されそうな一曲。
cro-magnon – Tokyo Times feat. 三宅洋平
こちらは夜の東京。
cro-magnonの安定感のある音に、三宅洋平のボーカルがナイスです。
戦う東京人へ、三宅洋平の歴史と重ねて。
歌詞を見ながら聴くことをおすすめします。
こういう言葉たちが突き刺さってきます。(歌詞から部分部分を抜粋しています)
尖りたくて尖って来たわけじゃないんだ こうしか生きられなかったんだ 選択の余地なし
成りたいものがあったんじゃない 成りたくないものが在っただけなんだ
東京タイムス あれから何年経った? 壮絶な無駄を繰り返し僕たちは真実に近づいていく
一番勇気が要るのは最初の船出・漕ぎ出す瞬間だ ちゃんとのっけてるかい?
左肩に精霊 右肩にルシファー
戯れて 黄昏れて 彷徨う この街の アースダイバー
一歩踏み出したらこっちの勝ちだ なんてほど甘くはないな東京タイムス 文化の最前線 MAINLINE MAINTHEME
圧倒的なサイズだ メガシティ
人間をちっぽけなものにするには充分だ東京をみつけに円の中心までやってきたのに
探して居るものからどんどん遠ざかって行くようだ東京タイムス あなたは地図も持たずに夜の東京を歩いたことがあるかい?
曖昧な言葉たちですが、多くの方に思い当たるフシがあるのではないでしょうか。
三宅洋平の声が訴えかけてきますね。
ピチカート・ファイヴ – 東京は夜の七時
ポップでうきうきするような東京の夜は、ピチカートからこちら「東京は夜の七時」。
ラグジュアリーな感じもありつつ、スーパーポップ。
ピチカート感全開の名曲です。
野宮さんもいまだにtwitterでネタにするほどですから、かなり思い入れの強い曲なんだろうな~と思います。
東京は夜の七時♪
#MiMC #cosmekitchen #サプリルージュ #Parisred #Tokyored #口紅 #rouge https://t.co/SgsOofmH1W
— 野宮真貴 (@missmakinomiya) 2015, 8月 7
ピチカートには、松崎しげる、YOU THE ROCK★が参加した「東京の合唱」という曲もあります。
松崎しげるの声、かなり響きますね笑
ピチカート・ファイヴ – 東京の合唱
口ロロ – Tokyo
口ロロからも東京。駅名が次々に出てくるので、思い出も次々に蘇ったり。(北新宿w)
電車の発車音やアナウンスをも、曲にうまく取り入れてしまうところが口ロロらしいところ。
涼しい音、三浦さんの透き通るような声もナイス。
スーパーカー – Shibuya Morning
夜が明け、朝を迎えたらこの曲。
東京の中でも、一番の盛り上がりを見せる街、渋谷。
人のいない渋谷の街を歩きながら、この曲を聴いたら気持ちよさそうです。(少し明るくなり始める、午前3~4時くらいがよさそう)
矢野顕子 – 中央線
その名の通り、東京の中央を走り抜ける、JR中央線。
ゆったりした空気感が流れる路線で、若者から人気のエリアでもあります。
この柔らかいピアノ、声、最高です。
中央線のゆったりした感じともマッチしています。
「走りだせ~」という歌詞もこのいい感じに抜けた声で気楽に生きて行けます笑
SILENT POETS feat. 5lack – 東京
2016年に生み出されたのがこちらの曲。
NTTドコモStyle’20のCM曲としてもかなり多くの方に聞かれたのではないかと思います。
SILENT POETS×5lackのタッグに加えて、ドラムはtoeの柏倉さん、エンジニアはSILENT POETSでおなじみの渡辺省二郎さん。
これは間違いないメンツですよ。
ダブ×日本語ラップ、とてもナイスです。
音源は7inchでJAZZY SPORTから発売。
http://jsshimokita.theshop.jp/items/4523341
GEZAN – 東京
さまざまな音がうごめくように重なり合うのが現代、という感じ。
マヒトが叫ぶ瞬間のようにプツンと来る瞬間を誰もが持っているはず。
2019年にフジロック、envyとのツーマン、全感覚祭と、ライブでも3度聞きましたが、この瞬間に生きていたことをこの曲とともに思い出すというのもいいなあと思う曲。
フジロックでの動画もありますのでぜひ。
番外編
オムニバスでこんなのがありました。
その名も「東京こんぴ」。
特に第一弾がやばくて、曲名だけ並べると、
1. 東京
2. 東京
3. 東京
4. 東京
5. 東京
6. 東京
7. 東京
8. Tokyo
9. 東京
10. 東京
11. 東京
12. 東京
13. 弦楽四重奏曲第9番ホ長調「東京」
と、東京狂いづくしwww
アーティスト名を入れると、
1. 東京 / くるり
2. 東京 / eastern youth
3. 東京 / 倉橋 ヨエコ
4. 東京 / GOING UNDER GROUND
5. 東京 / サニーデイ・サービス
6. 東京 / BEGIN
7. 東京 / 小谷美紗子
8. Tokyo / 口ロロ
9. 東京 / Base Ball Bear
10. 東京 / ガガガSP
11. 東京 / GO!GO!7188
12. 東京 / THEラブ人間
13. 弦楽四重奏曲第9番ホ長調「東京」 / 毛皮のマリーズ
となり、ようやく、「ああ、あの曲ね」となったりしますね笑
この記事に紹介されていなかった「東京」がここにはありそうです笑
ちなみに第二弾は、
1. 東京ハチミツオーケストラ / チャットモンチー
2. 東京炎上 / フジファブリック
3. モノクロトウキョー / サカナクション
4. tokyo blues / 斉藤和義
5. 東京暮らし / bonobos
6. 手のひらの東京タワー / 野宮真貴
7. 東京 2006 冬 / 曽我部恵一
8. 東京の恋人 ’04 / BLACK BOTTOM BRASS BAND
9. 東京ブギウギ / ユニコーン
10. Tokyo Happy Girl / Cocco
11. トーキョー・イミテーション / 椿屋四重奏
12. 1979、東京 / 七尾旅人
13. 東京タワー / フラワーカンパニーズ
14. 真昼の東京 / おおはた雄一
となり、少し曲名にバリエーションが出てきます笑
ということで、東京にまつわる名曲のご紹介でした。
あなたの「東京」はどの曲に近かったでしょうか?
お好みの一曲があったらうれしいです。
東京、楽しんで行きましょう。