シガー・ロスを聞くならこの曲から!おすすめ厳選15曲

シガー・ロスおすすめ曲

アイスランド、至高のポストロックバンド、シガー・ロス。

ビョークとも親交があり、レディオヘッドのトム・ヨークもファンを公言するバンドです。

とはいえ、

シガー・ロスって、とっつきにくくないですか?

シガー・ロスは、ぱっと聴いて急に好きになる、というよりは、アルバムを聴くに連れて、じわじわとその良さが分かってくるような気がします。

そのわりに、音源を買う前の情報量が少ない。。
新譜が発売されれば、試聴機に並ぶこともあるでしょうが、都心部や大型レコード店で多少余裕があるところくらいではないでしょうか。

さらに曲で使われている言語も分からない。
アイスランドのバンドなので、アイスランド語がメイン。(英語の曲もごく一部ありますが。)

上記のような要素があり、自ら情報を取りに行かない限りは、なかなか辿りつけない、なかなか聴くきっかけが作りづらいアーティストであるように思います。

そういう自分はもうハマっている側ですが笑
「もっといろんな人が聴いてくれててもいいよな~」とは思っておりまして。

ですので、
「シガー・ロスに興味が沸いたら、まずはこれらの曲を聴いてみては?」
というおすすめ曲を、この記事でまとめてみました。

ミーハーな自分が選んでいるので笑、これで好きになれなかったら、それ以外の曲も結構つらいかもしれませんw(もちろん、他にもいい曲は多々あるので、その点ぜひ試してみて頂きたいのですが。)

ではまず、シガー・ロスの中でも一番有名であろう、こちらの曲から。

Sigur Ros – Hoppipolla

あらー、いきなり最高ですね。(個人的感想)

この動画、何回観たことか。。笑

ロケーションも最高、音の響きも素晴らしいんでしょうね~
ちびっ子も楽しそう。

子どものときにこんな体験ができたら素敵ですね。
最近は、映画『宇宙兄弟』の主題歌になったりして、一般の方にも大きく知られたのではないでしょうか。(曲名まで知られたかどうかは分かりませんが笑)

心が弱っているときには、イントロの鍵盤の音だけで泣ける一曲です。。笑

さて、名曲をご堪能頂いたところで、以下はアルバム別におすすめをご紹介していきましょう!

Agaetis Byrjun

Sigur Ros – Svefn-g-englar


この曲は、個人的には武道館でのライブで聴いて初めて好きになったんですが、ポワーンという音が広がっていくときに照明もぽわ~んと広がっていく演出が眼に焼き付いていて。

ゆら~んとした音、あたたかみのある弦楽器がいい感じです。

Sigur Ros – Olsen olsen

こちらもあたたかみのある弦楽器から始まるイントロが印象的。
長いイントロからヨンシーのボーカルが入ってきて、徐々に広がっていく音。
そして後半に向かって、さらに明るく広がりのあるファンファーレの様な曲に。

6分過ぎのラストの盛り上がりは祝福されているような幸福感が感じられます。
ここの鍵盤の音がこれまた素晴らしい。

そして鍵盤から弦楽器へ広がっていくメロディー。ああ、幸せ。

()

全曲アンタイトルの画期的(?)アルバム。サブタイトル的なものがついていたりしますが。
こういうのも、「あの曲がよかった!」とか言いづらいから、話題になりづらいんですよね苦笑

その割に、名曲だらけだから、それがまたややこしいという笑
聴いてみてください。きっと私と同じ苦しみを味わうことでしょう笑

Sigur Ros – Untitled #1 (A.K.A Vaka)


こちらもイントロからずしーんと来る曲です。

そこにヨンシーのボーカルがゆったりと重なってくる。
後半はコーラス?のような音も混ざって、畳み掛けてきます。

PVもアーティスティックでいい感じですね。色がいいんだな~
こういうセンスも含めて、シガー・ロスって感じですね。

Sigur Ros – Untitled 3


この曲も鍵盤の旋律が美しすぎて。。

これから仕事や学業で、しょうもない単純作業に立ち向かう!、というタイミングでも、その作業が壮大な冒険かのように感じることができる、そんな曲です。

さあ、シガー・ロスに失礼のないように、とっとと立ち向かいましょう笑

Sigur Ros – Untitled 4


この曲、ヨンシーが同じ言葉をずっと繰り返しているだけかのようなのですが、それが心地よく、ずーっと聴いていたい、包まれていたくなる音です。

Takk

続くこのアルバムも名曲揃い。「Glósóli」はじめ、以下の3曲は必聴でしょう。

Sigur Ros – Glósóli


冒険に出発するかのような胸の高鳴りがドラムによって再現されているような。
ドラムが重要な曲な気がします。

ドン、ドン、ドン、ドンと雄大に響くドラム。
4分過ぎからダダダダダダダダとドラムの手数が増えてきて、4分半あたりからクライマックスを迎えます。

本当にPVもいいなあ。。ぜひ最後までじっくりとご覧頂きたいです。

冒頭で紹介した「Hoppipolla」も、このアルバムに収録。こちらではPVをご紹介。
この北欧感溢れるおじいちゃんおばあちゃんの感じ、好きです。(あと、おじいちゃんおばあちゃんが頑張っている動画に弱い。。泣)

Sigur Ros – Hoppipolla


音源だと、音のきれいさが際立ちますね。なんだかんだでこの曲がやっぱり一番好きですかね~

アルバムでは、そのまま次の曲「með blóðnasir」への流れもきれいです。
聴いていると次の曲に移ったのがわからないくらい。

Sigur Ros – Sæglópur


こちらは鉄琴?の音でせつなさ倍増。

きれいさだけで曲が終わらないのがこれまたいい。
この曲でも2:50あたりからダダダダダダダダとドラムの手数が増える箇所があります。4:00あたりも。

曲の山を超えてからの映像もまた美しくて素晴らしいですね。

Takkのドキュメンタリーなんて動画もありましたので、合わせてぜひ。(語学が堪能な方は笑)

自分は、映像で楽しむ派であります。

Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust

実は、自分がシガー・ロスに出会ったのは、このアルバムが初めてだったんですが笑(タワレコの試聴コーナーで)
今聴いても新鮮な要素が満載。というか古くなる要素がほとんどない、という方が正しいでしょうか。

このアルバム、アナログで欲しいな~
あたたかみのある音がより良く聴こえそう。

Sigur Ros – Gobbledigook


この曲には衝撃を受けましたね~

なんだこのリズムは!!!

合ってるんだか合ってないんだかわからん!!!

でも気持ちいい~!!!

と笑

そして家に帰って検索してみると、このPVじゃないですか笑

そりゃ衝撃受けますよ。。(いい意味で。)

5年ほどたって、このPVには写真家のライアン・マッギンレーも関わっていたことを知ることになったり。
いいアーティスト同士は早くから繋がっているんだなーと思った記憶があります。

この曲には、ライブでビョークも参加していた際の映像もあります。(ビョークは同じアイスランド出身。)

Sigur Ros – Gobbledigook (Live With Bjork)

ビョーク、めっちゃ楽しそうに叩きまくってます笑

しかもボーカルなしw

最高ですね~
後ろに引っ込むところまで、ずっと楽しそうw

12インチも出てるな~、ジャケもいいし、欲しいけど高いな~。。だいたいこういう記事書いてると、自分が欲しくなるものが出てくるんですよね。。

Sigur Ros – Inní mér syngur vitleysingur

シガー・ロスは暗い曲が多いな、、、と思い始めていた方!そんなことはない!

この曲は明るめ。おもちゃが行進し始めそうな感じです笑
ポップな音が入ってるからでしょうか。

暗い系の曲が多いと、どうしても全体的に暗い空気で統一する傾向があるように思いますが、シガー・ロスはこういう曲でバランスが取れているのもいいところですね。

Sigur Ros – Við spilum endalaust


こちらはフランスのサイト「La Blogotheque」の企画「TAKE AWAY SHOW」より。
街中のカフェ?的なところで演奏するシガー・ロス。最高です。

冒頭で帰っちゃったご老人、絶対見といた方がよかったのに!!!笑

撮影はヴィンセント・ムーン。ご老人と話しているのもヴィンセント・ムーンですね笑

ヴィンセント・ムーンの撮影した動画には、「TAKE AWAY SHOW」でのさまざまなミュージシャンの他にも、たくさんいいものがあるのでぜひご覧ください

そして、こんな場所でやっているのにこの臨場感と迫力。隣にいるかのよう。
音のミックスの仕方もとてもいいんだと思います。素晴らしい。

Sigur Ros – Festival


これは最初から後半まで、通して聴いて、その全体感を楽しんで欲しい曲です。

3:45あたりからがわかりやすいメロディーなのですが、そこに至るまでの余韻も含めて、高揚感が得られる部分もあるので。じらしというかなんというか。

MOGWAIとも似た感覚の曲でもあります。
なかなか山が来ないけど、最後にはブチ上げてくれるという。

Kveikur

現時点での最新作。このアルバムを引っさげての2013年の武道館でのライブ、最高でした。(自慢w)

Sigur Ros – Brennisteinn


シガー・ロスの激しい部分を取り戻した感覚のアルバム一曲目。

歪んだ音やノイズっぽい音が使われていて、とてもいいバランスです。

Sigur Ros – Kveikur


タイトル曲。
エモ、ポストロック、ハードコアの要素が入っているような。

これはイギリスのBBCに出演した際のライブ。こんなバンドがBBCに出るってすごいですね~(こんなっていうのは失礼ですが、このジャンルのアーティストって絶対万人受けはしないから取り上げられにくいじゃないですか。)

BBCって、日本で言う、NHKのようなもんですよね。

NHKには出ないよな~

日本も、こういう粋なことやってくれませんかね。
「あ~そうそう!言わなかったけど誰もが思ってたんだ!」的な動き。ふう。

という感じで、シガー・ロスのおすすめ曲をご紹介してまいりました。(アルバム「VON」と「Valtari」はちゃんと聴いてないので、生半可な聴きこみじゃ入れられないと思って除外しました。)
※おすすめありましたらぜひご紹介をtwitterなどで!

シガー・ロス、とっつき始められそうでしょうか?

記事をご覧になった方が、シガー・ロスを聴き始めるきっかけになったのなら幸いです。
素晴らしいバンドですからね。

それでは。