【名曲多数!】今チェックしたい日本語ラップのおすすめ曲20選

日本語ラップおすすめ名曲

日本語ラップ、最近盛り上がっていますね~!

ラップはどうもとっつきにくい印象が強いですが、特に最近の楽曲はトラック(歌以外のメロディー的な部分)がかっこよくて、ラップをメインに聞かない方々にも受け入れられやすいのではないでしょうか。

かくいうわたくしも、ラップはほとんど聞かない派であるものの、最近は好きなバンドとその周辺でのコラボもあって、じわじわと日本語ラップにハマりつつある状況です。

そこで現在気になっている、おすすめの日本語ラップの曲をこの記事でご紹介します!

まずは個人的に最近一番聴いている、こちらの曲から。

KOJOE x OLIVE OIL – 回る ft. RITTO & 田我流


イントロは一瞬「ラップなの?」って感じですが、そこからの音の重なりは極上。

いかにもラップをやっていそうな風貌のKOJOEさんがメインで、ヒップホップの苦手な方は一瞬戸惑うかもしれませんが、トラックが洗練されているので、ラップをあまり聞かない自分にも全く抵抗なく入ってくる曲でした。

そして、ちゃんと聴いてみるとラップもおもしろい!そしてかっこいい!という、新たな世界へ連れて行ってくれる感じもありがたいですね。

この曲に出会ったのは、もともと、とある音楽講座に出席して、その後の飲み会でおとなしそうな方が猛プッシュしていた「OLIVE OIL」を聴いてみたところからです。

・・・

最高でした。

普段静かな方の声が大きくなるときは間違いないから聞き逃すな!ってことですね笑

その後知ったのですが、イントロの元ネタは矢野顕子の「Water Ways Flow Backward Again」なんですね~(普通に矢野顕子のレコードを聞いていたら、!!!でした笑)

元ネタも素晴らしいのでぜひ。

EVISBEATS – ゆれる feat. 田我流

「回る」の次は「ゆれる」。
こちらは「回る」でもゲスト参加している田我流の曲です。

この曲、高音のふわっとした感じの音、柔らかなラップが相当気持ちいいんですが、さらにサビ的な部分での高音が、くるりの「ばらの花」と頭の中でかぶったり、かぶらなかったり。

田我流はSTIMともコラボしていたり。こちらもヒップホップともまた違う感覚でおもしろいです。

KOJOE x OLIVE OIL – CHILLAXATION ft. 5LACK


こちらも最初に紹介した曲と同じく、KOJOE x OLIVE OIL。

この曲も高音がめちゃくちゃ気持ちよくて、日曜の朝のような清々しさがあります。まさに「CHILLAXATION」。

「ゆれる」よりも若干アングラ感があって、かっこいいです。

こちらの曲はゲストで5lackが参加。

5lackはtoeとのコラボでも名前は知っていたのですが、この界隈では神のように崇められているほど有名。toeとの絡みは、JAZZY SPORTを通じて実現したコラボなのかな~と思います。

こちらの5lackのインタビューが面白かったので、合わせてご紹介。
⇒「音楽的なレベルは10段階で5」孤高のラッパー5lackに聞く、日本語ラップが“アングラ”から抜け出せないワケ


このアルバムは買っとかないとな~と思ってます。

toeと5lackの曲はこちら。

toe – Time Goes


toeの最新アルバムで、5lackがコラボ。最高でした。

短い曲にかっこよさが詰まりまくり。いつかライブで聴けないかな。。。(今回のレコ発で期待してたんですが笑)

5lackは、以前にもtoeと「月、欠け (Sick Team Remix)」でコラボしていますね。(そのときはSick Team名義で)

toeの話が出てきたので、toeの山㟢さんの事務所と同じ建物にあるレーベル JAZZY SPORTに関連するアーティストもご紹介していきましょう。

GAGLE – 屍を越えて feat.cro-magnon


GAGLE。
こちらの曲はJAZZY SPORT所属のcro-magnonとのコラボ曲ですね。
鍵盤の音とも素晴らしい相性。

特にあからさまに韻を踏んでいるようには思えない、あまりに自然なかっこよさに(ラップできないのに)口ずさんでしまうほどです笑

言葉で畳み掛けてくるイメージとは違って、ゆったりと飛んでくる言葉と、それに合わせて進んでいくループがいいんですかね~

cro-magnonは三宅洋平との「Tokyo Times」という曲もおすすめですよ。

そして、もう一曲GAGLE。

GAGLE – 聞えるよ feat. 七尾旅人


こちらはちょっと変わり種。七尾旅人とのコラボです。

ただ、変わり種と言えど、この組み合わせの気持ちよさは最高。
トラックや口笛の音とふたりの声、合ってますね~。

ラップなのかどうかも分からないけどとにかく気持ちいい、っていうこの感覚が大事なのでは。

もともとの曲はGAGLEの「聞こえる」(Good to Go) ですね。

元ネタはSpandau Ballet(スパンダー・バレエ)の「True」という曲

オフィシャルブログに歌詞もあるので合わせてぜひ。

かっこいい系から少しおもしろ系に入って行くと、はずせないのがPUNPEE。技術もすごいながら、ちょっと笑かしてくれるところが初心者にも入りやすいかなと。

5lackの実のお兄さんであり、一緒のグループで活動していたりもしています。
そんなPUNPEEからは、少し飛び道具系の2曲をご紹介。

お嫁においで 2015 – 加山雄三 feat. PUNPEE


このセンスが最高。

加山雄三とラップのコラボって笑

ただし、単にネタにしている訳ではなく、リスペクトも込めて曲を作っている感じが伝わって来るのがPUNPEEの好きなところです。

PVにはceroの髙城さんも出演していて、ラップ以外との関わりの広さもPUNPEEだからこそっていう感じ。

こちらの宇多田ヒカル15周年DOMMUNEも最高過ぎましたよ。。

DOMMUNE 2014/12/04「宇多田ヒカルのうた」PUNPEE / 宇多田ヒカルデビュー15周年記念番組

こちら、作業用BGMとしても最高ですのでぜひ。

アイドル系ならtofubeatsですかね~
コラボしているアーティストの数がめちゃくちゃ多いですよね。。

tofubeats – 水星 feat,オノマトペ大臣


PVの子がかわいい。。。

当然調べましたが笑、仮谷せいらさんという子だそうですよ。

tofubeatsのライブで歌ったりもしていたみたい。

このライブ、最高ですな。。。
後ろからのショットしかないのが惜しい。。

そして、tofubeatsで一番衝撃だったのはこちら。

千里森高こと、森高千里です!!!(謎)

日本語ラップ関係ナシ!

でも森高千里、最高ですよね。
声イイし、今でもかわいいし。最高。

あ、趣旨とずれてきたので戻します笑

J-POP周辺を通じて知ったのが、これから紹介するあたりでしょうか。

クラムボン feat. THA BLUE HERB – あかり from HERE ~NO MUSIC, NO LIFE.~


このコラボは予想以上に最高でしたね~

音の深さも素晴らしい。ライブの動画も最高で、これを生で見たらどうなってしまうやら。

THA BLUE HERB – ill-beatnik


このフジロックでのブルーハーブのパフォーマンス、すごすぎます。

ブルーハーブだと、この曲も好きです。

Tha Blue Herb – Ame Ni Mo Makez


このトラックに、「雨ニモマケズ」というタイトル。それだけでもかっこいい。
(というか、まだ自分が本当のすごさに気づけるほど音を聴けていない感覚ですが笑)

『THE BLUE HEARTS SUPER TRIBUTE』に収録されるはずだった(でも実現しなかった)「未来は俺等の手の中」もいいですよね~(前はYouTubeにもあがってたんですが消えてました。。)

七尾旅人×やけのはら – Rollin’ Rollin’


こちらもトラックから最高な曲。

そして、こちらもライブで最高なことになってました。
七尾旅人、原田郁子、ユザーン、そして向井秀徳笑

もうちょいゆるい感じだとこの曲。
ラップなのかどうか分からないですが、トラックの感じのループはそれっぽいし、いい曲なのでOKということで笑

Lantern Parade – 甲州街道はもう夏なのさ


サンプリングしているのは大貫妙子の曲だそうです。

JAZZY HIP HOP的なところなら、はずせないのがShing02。
Nujabesとのコラボが有名ですが、日本語の曲ではこの曲が好きです。

Suburban featuring Shing02 – 栞


ものすごい数の言葉なのですが、すーーっと入ってくるのが素晴らしい。

ここからは、日本語ラップのクラシックである、往年の名曲をご紹介!

小沢健二 – 今夜はブギーバック


スチャダラパーとオザケンのコラボ。

90年代のサブカル男女にはたまらん名曲ですね笑

スチャダラパー – サマージャム’95


スチャダラパーからもう一曲。

夏になると出現率が急激に高まるこの曲。これも高音の入ったトラックが好きです。

かせきさいだぁ≡ – じゃっ夏なんで


夏の名曲といえば、かせきさいだぁも。

「心地よい」というのはこういう曲のためにあるんだなあとか。

BUDDHA BRAND – 人間発電所


ダークな雰囲気があるのに、トラックが圧倒的にスタイリッシュなこちらの曲。

今でもそのシーンの話になると必ず話に出てくるブッダブランド。
後半の展開が変わるところからも素晴らしい。

そして、「実はこの曲が自分とラップとの出会いだったのではないか?」という名曲を紹介して、最後にしましょう。

East End × Yuri – Da.Yo.Ne


この曲がミリオンヒットしたとか、とてつもないことですね笑

お買い上げされた日本全国のみなさまが、単なるネタ的な曲として聞いていて、ラップという認識では全く聞いてなかったのではないかと思うのですが。

多くの人々を巻き込むムーブメントを作ったにも関わらず、そこからラップに入り込むきっかけを作っていなかったのは、ラップ業界の結構大きな損失な気もしますが笑

さて、いかがでしたでしょうか?
この記事が日本語ラップを聴き始めるきっかけになれば幸いです。

日本語ラップを生で聞く

聴き始めたらぜひ現場へ!

前半でご紹介した、現代の(?)日本語ラップが一堂に会するイベントがレギュラーで行われています。これが毎回すごいラインナップなので、おすすめとしてご紹介します。

その名も「Weeken’」。

レジデントは、5lack、BudaMunk、DJ 16Flip、GAPPER(PSG)、MCKOMICKLINICK、WATTER。それに加えて、ゲストでISSUGI、jjj、KOJOE、MONJU、PUNPEEなどなど、その周辺の豪華メンツが勢揃い!

今の日本語ラップの最前線をおさえるには、この現場に行くのが一番よさそうです。(自分もまだ行けてないので行きたいのですが。)

Weeken’の公式twitterでも最新情報を得ましょう~

ということで、まだまだこれから名曲が生まれそうな予感がする日本語ラップ。

個人的にも、その音を楽しんでいければと思います。

自分が日本語ラップに辿り着くきっかけとなった、ジャンルを超えた活動をするアーティストのみなさまにも感謝感謝であります。

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